旧本多忠次邸

本多忠次(ほんだただつぐ)ってどんな人?

本多忠次(1896年~1999年)は、徳川四天王の本多平八郎忠勝を始祖とする旧岡崎藩主、本多家の子孫です。
忠次の父である本多家の十七代目・忠敬は、宮内省式部官、貴族院議員を歴任する一方、岡崎の城址公園整備や教育振興に貢献した人物です。その次男として生まれた忠次は、学習院を経て当時最先端の学問領域であった東京帝国大学文科大学哲学科で学ぶなど、新しい時代を生きた新世代でした。
その忠次が周到な調査や準備期間を経て、敷地選定から建築基本設計を自分自身で行い、36歳の時におよそ1年かけて完成させたのがこの建物です。
  • ※食器等は企画展示のため常設ではありません。

    ※食器等は企画展示のため常設ではありません。

  • ※卓上インテリア等は企画展示のため常設ではありません。

    ※卓上インテリア等は企画展示のため常設ではありません。

この建物は、東京世田谷区にあった住宅と壁泉の一部を移築復元したものです。
建物はフランス瓦の屋根で外壁は色モルタル仕上げにするなど、当時ブームとなっていた田園趣味を反映させたスパニッシュ様式を基調としています。1階は西側に車寄せを付けた玄関、南側中央には三連アーチのアーケードテラス、続く東端には2階まである半円形のベイウインドウを配置しています。
また、前庭ではスパニッシュ建築様式には欠かせないといわれる壁泉のある大きなプールが設置されています。

外観は洋風ですが、和室と洋室を取り込んだ和洋折衷式が採用されており、プライバシーを高めた現在の住宅様式の先駆けといえる内部となっています。
各部屋はそれぞれに趣向が凝らされており、ほとんどの家具は建築当初のオーダーメイドです。食堂や書斎では古典的で重厚な棚やテーブルセットが選ばれています。また、新しい芸術様式として一世風靡したアールデコ様式で統一した茶室、銀色を基調としたモダンな寝室、その他照明器具、モザイクタイル、ステンドグラスも見どころの一つです。
1階の南側には団らん室、食堂、夫人室など、北側には便所、浴室、女中室などがあり、中央には廊下が通されています。

建物西側から玄関をくぐると、真ん中に階段のある広間が出迎えてくれます。右手に進むと団らん室と食堂があり、調度品と当時のままの家具がシックな雰囲気を醸し出しています。
廊下を進むと旧衣裳室があり、今は常設の資料展示室になっています。次いで、右手には畳張りの夫人室と大きなガラス窓に囲まれた半円形の日光室があり、左手には化粧室と湯殿があります。夫人室と日光室は、ギャラリーとしてご利用いただくことができます。
化粧室の目の前には2階に上がる内階段があります。
2階は寝室、書斎、和室などが配置されています。

階段を上がって左手に寝室とそれにつながった化粧室と浴室があります。南側には半円形の書斎があり、南向きの机が重厚な空気を醸し出しています。書斎からつながるお茶室では、アールデコ様式の家具が置かれ、当時の流行と雰囲気を味わうことができます。
お茶室から南側の廊下を進むと3部屋つながる和室があり、手前から控の間、次の間、客間と続きます。外観からは想像できないほど純和風に作られており、違う建物のようにも感じられるほどです。ギャラリーとしての貸し出しのほか、講座や上映会を開催しています。
客間から北側の廊下に出ると、踊り場のステンドグラスが映える階段があり、1階玄関へと降りることができます。
企画展や施設を利用したイベントのほか、臨時閉館などの新着情報をご案内しています。
こまめにチェックしてご来館ください。
入館料/無料(企画展等開催時は有料)
開館時間/9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日/月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日以降の最初の休日でない日)、12月29日~翌年1月3日、展示替期間
住所/〒444‐0011 愛知県岡崎市欠町字足延40番地1
電話・FAX/0564‐23‐5015

交通のご案内

お車/東名高速道路「岡崎インター」から約5分
公共交通機関/名鉄東岡崎駅の②番バス乗り場から東公園口方面行に乗車、「東公園口」下車、徒歩3分。