滝山寺・滝山寺宝物殿をリポート!(観光大使)
滝山寺は約1300年の歴史あるお寺です!
皆さん、こんにちは♪
2018観光大使おかざきの野本稚奈です。
岡崎市滝町にある約1300年の歴史のある『滝山寺』さんへ行ってきました!
昨年全国的にも話題になった東京国立博物館《運慶展》へ初出展された、聖観世音菩薩立像も拝見できるということで、とても楽しみにしていました♡
今回訪れたのが1月下旬だったため、駐車場入口には節分会と鬼まつりのご案内もありました。
今年も盛大に行われるんですね~♪
案内に沿って坂道を登り、左手の駐車場を通り過ぎると、滝山寺宝物殿入り口です。
入り口横には、“岡崎市ふるさとの名木”にえらばれた『滝山寺の大くろがねもち』が!
凛とした佇まいに、思わず仰ぎ見てしまいました…
本日はご住職にお話をうかがわせていただきました。
お忙しい中、ありがとうございます!
どんなお話が聞けるのか、とても楽しみです!
※今回は宝物殿内での撮影も特別にお許しをいただきました!
重ね重ね、ありがとうございます。
2018観光大使おかざきの野本稚奈です。
岡崎市滝町にある約1300年の歴史のある『滝山寺』さんへ行ってきました!
昨年全国的にも話題になった東京国立博物館《運慶展》へ初出展された、聖観世音菩薩立像も拝見できるということで、とても楽しみにしていました♡
今回訪れたのが1月下旬だったため、駐車場入口には節分会と鬼まつりのご案内もありました。
今年も盛大に行われるんですね~♪
案内に沿って坂道を登り、左手の駐車場を通り過ぎると、滝山寺宝物殿入り口です。
入り口横には、“岡崎市ふるさとの名木”にえらばれた『滝山寺の大くろがねもち』が!
凛とした佇まいに、思わず仰ぎ見てしまいました…
本日はご住職にお話をうかがわせていただきました。
お忙しい中、ありがとうございます!
どんなお話が聞けるのか、とても楽しみです!
※今回は宝物殿内での撮影も特別にお許しをいただきました!
重ね重ね、ありがとうございます。
住職さんのご案内で宝物殿を拝見!
宝物殿の階段を上り、いよいよ宝物殿の中へ。
(※宝物殿内は、特別に許可をいただき撮影しました)
正面には運慶作「聖観音」「梵天」「帝釈天」三尊像がいらっしゃるのですが…
残念ながら今回、「梵天」立像は鎌倉市にある神奈川県立金沢文庫で開催中の《運慶展》へお貸し出し中。
さすが、話題性の高さがうかがえますね。
岡崎市民としては、うれしいかぎりです♪
そして三尊像の前まで行くとそこには座布団が。
ご住職より『まずはこの座布団へ座ってみてください。博物館ではできない経験ができますよ』とのこと。
座布団に座り、「聖観音」像のお顔を拝見するとなんと、聖観音さまと目があいました!
穏やかなお顔が、いっそう穏やかさを増したように感じます。
宝物殿の中は、文化財保護のため薄日がさす程度の明るさです。
その光が三尊像の極彩色を淡く照らし、衣の柔らかなヒダの線を浮かび上がらせ、他の運慶仏にはない柔らかさが…
まさにここでしかできない、貴重な体験!
鎌倉時代頃の滝山寺一帯には、360ヶ寺もの寺院があったそうです。
源頼朝の従兄弟で、熱田神宮とも縁の深い寛伝上人が住職となり、その縁で頼朝の三回忌法要のために三尊像作成を運慶に依頼されたとのこと。
当時の古文書を、ライトを手にされたご住職がわかりやすく興味深く説明してくださいました。
ちょっぴり歴史女子になれた気分です♪
次に鎌倉時代につくられた作者不詳の「十一面観音菩薩立像」を拝見します。
菩薩さまにしては少々お顔が厳しいような?こちらでもご住職がライトを手にお話くださいます。
すると衣にキラリと光る箇所が…そこには裸眼では確認するのが難しいほどの細工が!
“截金装飾(きりがねそうしょく)”といわれる技法だそうで、メガネもない鎌倉時代につくられていたなんて、思わず感動です!
さらにご住職がお顔にライトをあてると、先ほどまで厳しかった顔が一変、穏やかな菩薩さまの顔に!
“玉眼”といわれる技法が使われているそうで、鎌倉時代の仏師の技を間近に感じられ、さらに感動しました。
宝物殿内には他にも歴史を感じられる数々のお像があり、興味深く拝見させていただきました。
最後に、毎年行われる《鬼まつり》で使われる、鬼の面「祖父面」「祖母面」「孫面」などの道具を見学しました。
でも「父面」「母面」はないんですね。なぜだろう。。。
毎年地元の方の中から“鬼”が選ばれ、鬼まつりまでの1週間、お肉を一切食べないなど、精進の日々を送られるとか。
孫面に選ばれるのは4年生前後の子どもさんだそうで、地元の方の協力あっての伝統の継承なのだと、またもや感動です♪
ご住職がいらっしゃるときは、どなたでも直接お話をうかがえるそうです。
いらっしゃらないときも、お寺の方からお話をうかがえます!
またご朱印も宝物殿入り口でいただけるそうです。
ぜひ拝観してみてくださいね。
(※宝物殿内は、特別に許可をいただき撮影しました)
正面には運慶作「聖観音」「梵天」「帝釈天」三尊像がいらっしゃるのですが…
残念ながら今回、「梵天」立像は鎌倉市にある神奈川県立金沢文庫で開催中の《運慶展》へお貸し出し中。
さすが、話題性の高さがうかがえますね。
岡崎市民としては、うれしいかぎりです♪
そして三尊像の前まで行くとそこには座布団が。
ご住職より『まずはこの座布団へ座ってみてください。博物館ではできない経験ができますよ』とのこと。
座布団に座り、「聖観音」像のお顔を拝見するとなんと、聖観音さまと目があいました!
穏やかなお顔が、いっそう穏やかさを増したように感じます。
宝物殿の中は、文化財保護のため薄日がさす程度の明るさです。
その光が三尊像の極彩色を淡く照らし、衣の柔らかなヒダの線を浮かび上がらせ、他の運慶仏にはない柔らかさが…
まさにここでしかできない、貴重な体験!
鎌倉時代頃の滝山寺一帯には、360ヶ寺もの寺院があったそうです。
源頼朝の従兄弟で、熱田神宮とも縁の深い寛伝上人が住職となり、その縁で頼朝の三回忌法要のために三尊像作成を運慶に依頼されたとのこと。
当時の古文書を、ライトを手にされたご住職がわかりやすく興味深く説明してくださいました。
ちょっぴり歴史女子になれた気分です♪
次に鎌倉時代につくられた作者不詳の「十一面観音菩薩立像」を拝見します。
菩薩さまにしては少々お顔が厳しいような?こちらでもご住職がライトを手にお話くださいます。
すると衣にキラリと光る箇所が…そこには裸眼では確認するのが難しいほどの細工が!
“截金装飾(きりがねそうしょく)”といわれる技法だそうで、メガネもない鎌倉時代につくられていたなんて、思わず感動です!
さらにご住職がお顔にライトをあてると、先ほどまで厳しかった顔が一変、穏やかな菩薩さまの顔に!
“玉眼”といわれる技法が使われているそうで、鎌倉時代の仏師の技を間近に感じられ、さらに感動しました。
宝物殿内には他にも歴史を感じられる数々のお像があり、興味深く拝見させていただきました。
最後に、毎年行われる《鬼まつり》で使われる、鬼の面「祖父面」「祖母面」「孫面」などの道具を見学しました。
でも「父面」「母面」はないんですね。なぜだろう。。。
毎年地元の方の中から“鬼”が選ばれ、鬼まつりまでの1週間、お肉を一切食べないなど、精進の日々を送られるとか。
孫面に選ばれるのは4年生前後の子どもさんだそうで、地元の方の協力あっての伝統の継承なのだと、またもや感動です♪
ご住職がいらっしゃるときは、どなたでも直接お話をうかがえるそうです。
いらっしゃらないときも、お寺の方からお話をうかがえます!
またご朱印も宝物殿入り口でいただけるそうです。
ぜひ拝観してみてくださいね。
滝山寺本堂へ!!
宝物殿入り口より少し西側の道路沿い、“滝山寺下”バス停の横には、大きな地図の看板が。
どれどれ…、地図によると滝山寺本堂へ上がる道は2通り。
階段を上っていく“滝山東照宮参道”と、先ほどの宝物殿横から上がる坂道です。
今回は階段を使いたいと思います♪
まずは鳥居をくぐって進みます。
実は滝山寺と滝山東照宮はお隣あわせ。
だから登り口も一緒なのです。
この日の前日、岡崎ではめずらしく雪が降ったため、木立の中の参道にはまだ雪が。
滑らないよう気をつけて進みます。
いくつかの階段が続き本堂の屋根が見えてきました!
階段を上る途中の灯篭には、葵の御紋が彫られています。
さすが、家康公をまつられる東照宮の参道です。
視界がはれて、本堂前に到着です♪
檜皮葺き屋根の本堂が目の前に広がります。
鬼まつりのときは、この中が火でいっぱいになり、欄干の角に孫面の鬼が立つんですね。
そして本堂の左横には松の木があるのですが、ここが「鬼塚」です。
ここには禊をせずに鬼の面を被り、鬼の面が外れなくなった二人の旅の僧が供養されているのだとか。
その面が先ほど宝物殿になかった父面、母面です。
『ここに炒った五穀をまいて芽がでたら掘り起こしてくれ』との言い伝えがあるそうです。
少し背筋に・・・。笑
せっかくなので、本堂右奥の東照宮へもおまいりをさせていただきました。
日本三東照宮に数えられる極彩色の鮮やかな色です!
平日には入り口には柵が立っていて入れないので、拝観されたい方は土日がおすすめです♪
さぁ、下山です!帰りは道をかえて、坂道を下ってみることにしました!
けっこうな急坂なので、雨の日、雪の日は注意が必要です。(スキー場なら上級者コースかな?)
どれどれ…、地図によると滝山寺本堂へ上がる道は2通り。
階段を上っていく“滝山東照宮参道”と、先ほどの宝物殿横から上がる坂道です。
今回は階段を使いたいと思います♪
まずは鳥居をくぐって進みます。
実は滝山寺と滝山東照宮はお隣あわせ。
だから登り口も一緒なのです。
この日の前日、岡崎ではめずらしく雪が降ったため、木立の中の参道にはまだ雪が。
滑らないよう気をつけて進みます。
いくつかの階段が続き本堂の屋根が見えてきました!
階段を上る途中の灯篭には、葵の御紋が彫られています。
さすが、家康公をまつられる東照宮の参道です。
視界がはれて、本堂前に到着です♪
檜皮葺き屋根の本堂が目の前に広がります。
鬼まつりのときは、この中が火でいっぱいになり、欄干の角に孫面の鬼が立つんですね。
そして本堂の左横には松の木があるのですが、ここが「鬼塚」です。
ここには禊をせずに鬼の面を被り、鬼の面が外れなくなった二人の旅の僧が供養されているのだとか。
その面が先ほど宝物殿になかった父面、母面です。
『ここに炒った五穀をまいて芽がでたら掘り起こしてくれ』との言い伝えがあるそうです。
少し背筋に・・・。笑
せっかくなので、本堂右奥の東照宮へもおまいりをさせていただきました。
日本三東照宮に数えられる極彩色の鮮やかな色です!
平日には入り口には柵が立っていて入れないので、拝観されたい方は土日がおすすめです♪
さぁ、下山です!帰りは道をかえて、坂道を下ってみることにしました!
けっこうな急坂なので、雨の日、雪の日は注意が必要です。(スキー場なら上級者コースかな?)
少し寄り道!滝山寺の周りをゆっくり堪能♪
帰り道にもう一度、鳥居の前まで戻って来ました。
道路を渡ったところに、青木川が流れているのですが、ここから少し上ったところに滝があるそうです。
今から約1300年前、役行者小角がその滝つぼから仏様を拾い上げたのが滝山寺のはじまりだとか。
そして鳥居の前から道路沿いに西に650mほど行ったところに、大きな朱塗りの門があります。
仁王像が納められている柿葺き屋根の“滝山寺三門”です。
前に立つと見上げるほどの迫力!
滝山寺へバスで来られるのなら、《滝団地口》から滝山寺方面へ歩いてすぐなので、ぜひ立ち寄ってみてください!
お車の方は、三門の東側に駐車場がありますよ♪
ということで、今回は滝山寺さんをご紹介させていたしました。
運慶仏としてはめずらしい色鮮やかでやさしい「聖観世音菩薩立像」をみるために、最近は特に多くの方が遠くからお越しになるそうです。
滝山寺は仏さまだけでなく、鎌倉から江戸幕府への歴史の流れを直に感じられる特別な空間でした。
ガラスケース越しでは感じられない感動を体感しに、ぜひ訪れてみてください♪
◇ 滝山寺拝観料 : 大人300円 (中学生まで100円)
道路を渡ったところに、青木川が流れているのですが、ここから少し上ったところに滝があるそうです。
今から約1300年前、役行者小角がその滝つぼから仏様を拾い上げたのが滝山寺のはじまりだとか。
そして鳥居の前から道路沿いに西に650mほど行ったところに、大きな朱塗りの門があります。
仁王像が納められている柿葺き屋根の“滝山寺三門”です。
前に立つと見上げるほどの迫力!
滝山寺へバスで来られるのなら、《滝団地口》から滝山寺方面へ歩いてすぐなので、ぜひ立ち寄ってみてください!
お車の方は、三門の東側に駐車場がありますよ♪
ということで、今回は滝山寺さんをご紹介させていたしました。
運慶仏としてはめずらしい色鮮やかでやさしい「聖観世音菩薩立像」をみるために、最近は特に多くの方が遠くからお越しになるそうです。
滝山寺は仏さまだけでなく、鎌倉から江戸幕府への歴史の流れを直に感じられる特別な空間でした。
ガラスケース越しでは感じられない感動を体感しに、ぜひ訪れてみてください♪
◇ 滝山寺拝観料 : 大人300円 (中学生まで100円)