家康公ゆかりの地岡崎
徳川家のルーツをたどれば、ご利益も満載!まちめぐりをお楽しみください。
家康公生誕の城、岡崎城
天文11(1542)年12月26日、徳川家康公は、岡崎城内で誕生しました。家康公は、6歳で織田信秀(信長の父)、8歳で今川義元の人質となり、少年期を他国で過ごしましたが、永禄3(1560)年の桶狭間の合戦で、今川義元が戦死したことを契機に自立。以来、岡崎城を拠点に、天下統一という偉業への基礎を固めました。
岡崎城公園には、家康公が生まれたことを示す史跡があります。岡崎城のそばには、家康公が誕生したとき産湯に使ったという「東照公産湯の井戸」や、家康公のえな(へその緒・胎盤)を埋めたとされる「東照公えな塚」、また岡崎城の前には、平和を願う家康公の遺言碑もあります。緑豊かな公園として親しまれている岡崎城公園を歩けば、家康公の息吹が感じられます。
徳川家康公の騎馬像
岡崎の玄関口にできた新しい岡崎の象徴です。お越しの際はぜひご覧ください。
2024年7月29日に騎馬像の台座部分の四隅に「四神像」を新たに設置しました。
四神像は、徳川家康公と三河武士団の持つ四つの徳(忍、智、勇、慈)を具現化した彫像です。
- 銅像
高さ…約5.3メートル、奥行き…約4.8メートル、幅…約2.4メートル - 台座
高さ…約4.2メートル、奥行き…約4.4メートル、幅…約2.2メートル
家康公ゆかりの地を訪ねて
家康公が生まれ育った岡崎。幼少期の家康公が読み書き等の手習いに通ったと伝わる法蔵寺や、人生の危機に立った時に再出発を誓った菩提寺・大樹寺など、家康公の生き様を感じられる場所が、岡崎市内には点在しています。
永禄6年(1563年)に始まった三河一向一揆は、平定するのに半年以上かかり、家康公の三河統一の試練となりました。この一揆の舞台となった勝鬘寺、上宮寺、浄珠院、本宗寺、妙源寺は、三河一向一揆ゆかりの寺社としても親しまれています。
家康公の祖父が眠る随念寺や、家康公を尊敬してやまなかったという3代将軍家光公が創建した瀧山東照宮など、徳川家のルーツも併せてたどってみるのもおすすめです。
岡崎のまちを散策しながら、戦国の世を終わらせ、300年近くも続く平和の世を築いた家康公の想いを感じてみましょう。
家康公を支えた人々
天下人となった家康公には、築山殿、朝日姫という2人の正室の他に、16人の側室がいて、11男5女、計16人の子どもに恵まれました。最後にもうけた市姫が生まれたときには家康公はナント、66歳! 子孫をたくさん残し、徳川家を安泰へ導きました。
家康公が残した文化
夏の風物詩、花火も、家康公が全国へ広めた文化の一つです。軍事の要である火薬の製造は徳川発祥の地である三河にのみ許されており、泰平の世になると火薬の利用は軍事から観賞用の花火へと変わって行きました。花火は、家康公がつくった平和な時代の象徴であり、それは岡崎を含む三河地方から始まったのです。
岡崎で買おう!
- 健康・長寿…家康公の長寿の秘訣!「まるや」と「カクキュー」の「八丁味噌」は岡崎の名産品です。松尾芭蕉も句にも詠んだといわれる「むらさき麦」も健康食として注目を集めていて、麦ごはんや麺類、お菓子にも使われています。
- 出世…「出世開運」なら、徳川家ゆかりの伊賀八幡宮や、大樹寺へ。参拝し、お守りを持ち帰れば、出世開運の道が開かれるかも!
- 地酒…良質な米と清らかな水で造られる岡崎の地酒。「丸石醸造」の上質でフルーティーな「徳川家康」、透明感のある甘味が特長の「三河武士」。「柴田酒造」の、キレのある後味が自慢の「家康の里」など、人気の銘酒を味わおう!
- 銘菓…飴一つひとつに徳川の家紋である葵が入っている「天下飴」や、狸おやじで有名な家康公がモチーフ?の「狸缶入り手焼きせんべい」など、小分けもできてお土産にぴったり。
- ご当地グルメ…まるやの八丁味噌を使用した「オカザえもん八丁味噌ラーメン」「オカザえもん味噌煮込みうどん」、いちかわ(岡崎城公園内)の「徳川家康公パフェ」、道の駅「藤川宿」の「開運 家康御幣」、暴れん坊チキンの「家康唐揚げ」など、市内各所でご当地グルメが楽しめます。お土産にすれば、岡崎の味をみんなで楽しめます。