家康行列の歴史調査☆龍城神社へ!

龍城神社へ!

家康行列のことを調べていたら、「映世明神祭礼」や「家康まつり」という名前が出てきました。
一体どういうことなんでしょう?
「家康行列」で毎年「神輿列」としてご参加されている「龍城神社(たつきじんじゃ)」さんへ伺いました!

龍城神社さんは岡崎城のすぐお隣にあります。
岡崎公園の南側の方、乙川のすぐ近くです。
真っ赤な橋、神橋も桜まつりの準備が整っていました!

家康行列の起源を宮司さんから伺いました!

  • 岡崎市史より

    岡崎市史より

  • 岡崎市史より

    岡崎市史より

  • 宮司の畔柳さん

    宮司の畔柳さん

「家康行列」の起源は「映世明神祭礼」。
江戸時代、本多忠勝公を祀る映世神社が忠勝公の命日である10月18日に行っていたもので、岡崎藩主たちが鎧兜を身につけて、戦陣を組んで行列をしていたと言われています。

龍城神社さんの御祭神は、徳川家康公と本多忠勝公。
天下統一をした家康公の偉績をたたえて「東照宮」を祀っていたところに、忠勝公を祀っていた「映世神社」を合わせて、明治9年(1876年)龍城神社になったそうです。
その時から、家康公の命日である4月17日に行列が行われるようになり、これを「春の祭り」、忠勝公の命日には「秋の祭り」として開催することとなりました。

その後、第二次世界大戦により行列は行われなくなっていましたが、昭和28年(1953年)に作家山岡荘八さんの「徳川家康」が出版され家康ブームが起きたことにより、岡崎商店街連盟と岡崎商工会議所が「家康まつり」として武者行列を復活しました。
さらに全国的にお城再建ブームが広まり、岡崎城も昭和34年に再建されたことから、この年に岡崎市と岡崎市観光協会による現在の「家康行列」として開催されることになったそうです。

神輿列とは?

家康行列の中でも一際厳粛な雰囲気で行進をする「神輿列」。
宮司さんによると、もともとの行列は今のように姫列、武将隊列などはなく、神様が乗られている御神輿を担ぎ、それを守るように武者列が練り歩いたとのこと。

現在は音楽隊や交通安全などの啓発、ご来賓のオープンカーパレードやゆるキャラなどが行列を賑やかにしていますが、家康行列の本隊は「家康行列」と書かれた「大のぼり」からで、「神輿列」はその大のぼりの前を歩きます。
つまり、パレードと隊列のちょうど真ん中に「御神輿」があるわけです。

「龍城神社」の社銘旗を持つのは「白丁(はくちょう)」という御供を務める地元城北中学校の生徒たち。
連尺小学校の児童が務める「水干童子(すいかんどうじ)」も御供の役目を担っています。
巫女さんに続いて生奉楽を奏でる楽師、前導神職の「禰宜(ねぎ)」さん、御神輿、大きな御幣を背負った「御幣神馬」、「宮司」さん、花飾馬と続きます。
「禰宜」さんと「宮司」さんが前後でしっかりと御神輿の神様をお守りしているんですね。

大のぼりに続く武将列の先頭では、こちらも戦前から参加をされている「桝塚葵奴連」さん(現豊田市以前は岡崎領内)が、参勤交代の大名行列を再現しています。
武具や衣装を長持ちやはさみ箱で運び、「見通し」と呼ばれる長い毛槍で行列の訪れを遠くの人へも届くようにアピールします。

行列の中心に神様がいらっしゃる家康行列。
江戸時代の雰囲気も味わえる、まさしく時代絵巻だと実感しました。

龍城神社の龍

龍城神社は、「龍ヶ城」と言われる「岡崎城」の隣に鎮座されています。
岡崎城には、家康公が誕生された時にお城の上を雲が覆い龍が現れたという言い伝えをはじめ、龍にまつわる様々な伝説が残されていることもあり、龍城神社にもいたるところに龍の姿を見ることができます。

拝殿の天井からは見事な木彫りの昇龍が、私たちを見下ろしています。
龍の彫り物としては国内で最大級と言われているそうです。
こちらの拝殿で柏手を打つと、龍が現れたのではないか思うくらいの轟きが拝殿いっぱいに響き渡ります。

毎年、家康行列開催の前には公募で選ばれた行列の主役参加者のみなさんがそろって、無事と成功を祈願されるそうです。

私たちも成功を祈願してきました。

そのほかのみどころ☆

宮司さんに、岡崎城の周辺をご案内いただきました。
 
岡崎城の南側にある屏風の形をした石碑には、山岡荘八さんの小説「徳川家康」の一節が紹介されています。
裏側にもその経緯が彫られていました。
この「徳川家康」が広まったことにより、それまであまり良い印象ではなかった家康公の生き方が見直されるきっかけとなったというのは、岡崎市民である私たちにとって嬉しいことですよね。

またお城の前には家康公の遺言や遺訓の石碑、生誕の際に龍が昇ったと言われる「龍神の井」もあります。
大変貴重だという岡崎城の石垣もぜひ見て欲しいところです。

歴史ある「家康行列」の起源を調べることで、先人の方々の変わらぬ想いを守りながら、新たな華やかさを加えこうして現世に受け継がれていることを改めて知ることができました。

満開の桜の下、今年も勇壮豪快に、豪華絢爛に、「家康行列」が開催されます!
 
この記事を書いた人
2017観光大使おかざきの白井梨花と田村汐里です!

2017観光大使おかざきの白井梨花と田村汐里です!

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