ホタルってどんな生き物?
岡崎のホタルについて学ぼう!
岡崎市内では、主にゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルの3種類が見られます。鳥川ホタルの里では特にゲンジボタルが多く生息しています。
ゲンジボタル
ゲンジボタルは、ホタル学校周辺や鳥川ホタルの里全域でよく見られるホタルです。
きれいな水が大切
ゲンジボタルは幼虫時代(約9か月間)を水中で過ごすため、水量が豊富で、きれいな水が流れる川でないと生きられません。ただ、ほとんどのホタル(日本には50種類が生息)は陸上で過ごし、幼虫時代を水中で過ごすホタルはゲンジボタル、ヘイケボタル、クメジマボタルの3種類しか日本にいません。ホタルは何を食べているの?
ゲンジボタルの幼虫は、主にカワニナという水生の巻貝を食べています。この貝は、きれいな水がないと生きていけないため、ホタルもきれいな水のある環境が必要なのです。ちなみに、ゲンジボタルは成虫になると口が退化して何も食べず、葉っぱについた夜露を飲むだけで過ごします。天然記念物の指定
昭和10年、美合地区が「岡崎ゲンジボタル発生地」として国の天然記念物に指定されました。これは全国でもっとも古い指定なのです。昭和47年には河合地区も追加されました。(特別天然記念物を含む天然記念物の指定は全国で11箇所のみ)
ホタル保護活動
美合地区・河合地区・鳥川地区では、住民と地区の学校が協働で、ホタルとともに暮らせる環境を守り続けるために、河川清掃や森林整備などの環境保護活動を行っています。