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せいがんじ

誓願寺

義経が浄瑠璃姫に贈った笛が安置される寺。

牛若丸(源義経)と兼高長者の娘、浄瑠璃姫の、美しくも悲しい恋物語が眠る場所です。
承安4年(1177)、牛若丸は、奥州平泉の藤原秀衡を頼って旅を続ける途中、矢作の里を訪れ兼高長者の家に宿をとりました。ある日、ふと静かに聞こえてきた浄瑠璃姫の琴の音色にひかれた義経が、持っていた笛で吹き合わせたことから、いつしか二人の間に愛が芽生えました。 しかし、義経は奥州へ旅立たねばならず、矢作を去りました。姫が義経を想う心は日毎に募るばかりでしたが、添うに添われぬ恋に、ついに菅生川に身を投じて短い人生を終えました。

誓願寺は、義経が浄瑠璃姫に贈ったとされる笛「薄墨」が安置されています。浄瑠璃姫の父兼高長者が、義経と浄瑠璃姫の木像、姫の鏡などの遺品とともにここに葬り、十王堂を建てたといわれています。
また、浄瑠璃姫の管弦と義経の薄墨の笛を合わせて奏でて出会った場所でもあります。
 

基本情報

住所 〒444-0943 愛知県岡崎市矢作町字馬場4
電話番号 0564-31-8700
アクセス名鉄「矢作橋駅」より徒歩6分
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