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松應寺

家康公創建、立志開運の地。父君広忠公御廟所には歴代将軍が御参詣

  • 松平広忠公御廟所:2022年5月14日(土)に大修復を終え、参詣が再開

    松平広忠公御廟所:2022年5月14日(土)に大修復を終え、参詣が再開

  • 元々の土壁の上に何層も塗り重ね、資料に基づき耐久性を増し再建

    元々の土壁の上に何層も塗り重ね、資料に基づき耐久性を増し再建

  • 修復後の御廟所  ※場所:本堂右手に続く参道を奥へ進む

    修復後の御廟所  ※場所:本堂右手に続く参道を奥へ進む

  • 修復前の御廟所

    修復前の御廟所

  • 4月中旬には早咲きの白藤の他、緑の花弁の“御衣黄桜“も楽しめる ※2024.4.20撮影

    4月中旬には早咲きの白藤の他、緑の花弁の“御衣黄桜“も楽しめる ※2024.4.20撮影

  • 松應寺横丁  ※お寺境内での食べ歩き、住宅エリアでの撮影はご遠慮下さい

    松應寺横丁  ※お寺境内での食べ歩き、住宅エリアでの撮影はご遠慮下さい

天文18年(1549)3月、岡崎城主松平広忠公は城中で家臣に刺殺され、なきがらは能見ヶ原の月光庵に埋葬されました。同年11月、家康公は今川方の人質として熱田から駿府へおもむく途中、月光庵に参り、その墓上に小松を植え、松平一族の繁栄を祈願しました。
永禄3年(1560)家康公は桶狭間の合戦後、岡崎城主となり、非業の死を遂げた父の菩提のため、月光庵の地に寺を建立しました。
家康公は手植えの松が緑深く伸長したことと、人質の身であった自分が城主として再び三河の地に帰れたことを喜び「我が祈念に応ずる松なり」として寺号を松應寺と名付けました。

“神君”家康公の父君を供養する寺院として、徳川幕府の保護は非常に厚く、広大な寺領を与えられ、寺格の高さを象徴する「常紫衣」の許可も授けられました。広忠公御廟所へは、家康公だけでなく、秀忠公、家光公など歴代将軍が参詣しました。御廟所は、国内有数の格式と規模を誇り、史跡として岡崎市文化財に指定されています。大規模な修復を三年かけて行ない、2022年5月に完成、昔日の荘厳さを取り戻すことができました。

また松應寺の境内は、昭和の時代まで花街として栄えていましたが、近年はほとんどが空き家となっていました。そんな中、かつての賑わいを取り戻そうと松應寺横丁街づくり協議会が発足し活性化を開始。いろんなお店ができてきており、古きよき昭和の雰囲気を感じられる、有数の名所となっています。
特に地元の人が不定期に開催する「にぎわい市」はかつての花町を髣髴とさせるような活気です。
松應寺横丁にある聖徳太子を祀る太子堂は、終戦直前にあった岡崎空襲の際に焼け残った寺の歴史が偲ばれる貴重な建物。
毎月22日のお太子様命日に御開帳され、色鮮やかな花々が描かれた天井絵を拝観できます。
また境内には珍しい早咲きの白い藤が咲きます。ソメイヨシノが終わるころに開花し、4月いっぱい楽しめます。

※松應寺横丁は神聖な松應寺境内となります。大声で騒がない等宗教上の配慮をすると共に、お写真等撮られる際は住民のプライバシーを守るため家屋の撮影はおやめください。
 

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基本情報

住所 〒444-0062 愛知県岡崎市松本町42
電話番号 0564-22-6863
アクセス名鉄「東岡崎駅」より名鉄バス康生町経由大樹寺行他「能見町」下車徒歩3分
駐車場乗用車用駐車場:あり(松應寺裏手:無料)
※松應寺横丁用は、駐車場入口側の4台分
※隣接「味の杉浦」駐車場には停めないでください
※バス駐車場はなし
備考※団体で拝観される際は、事前に松應寺へご連絡下さい

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