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【若き日の家康公の足跡をめぐる小旅行】家康行列をより楽しめる!!前編は、青年家康公にまつわるスポットをご紹介します♪

『家康公が生まれたのは岡崎城?』

  • 岡崎城 清海堀より

    岡崎城 清海堀より

  • 産湯の井戸

    産湯の井戸

  • 胞衣塚

    胞衣塚

まず最初は、家康公生誕の地のある「岡崎公園」です。
名鉄東岡崎駅から乙川(おとがわ)沿いに歩いて12分程の、観光にも便利な場所です。
岡崎城と言えば今ある「天守」を思い浮かべますが、実は建てたのは松平家でも徳川家でもないのです。家康公が江戸入り後に岡崎城主になった、豊臣家の家臣、田中吉政がたてたものです。
さて、家康公はその天守で生まれた!と思っているみなさん、実際に家康公が誕生した場所は、今も岡崎公園内にある「産湯の井戸」の近く辺りです。
来られた際は、井戸のそばにある「坂谷邸跡」と書かれた小さな碑を探してみてくださいね!

公園内には他にも、家康公の成長を願ってへその緒を埋めた「えな塚」などの生誕地ならではの史跡や、その当時からある「清海堀」などの戦国時代を感じられる場所、葵御紋付き御朱印をいただける家康公や本多忠勝を祀った龍城神社や岡崎みやげが揃う「おかざき屋」などがあり、大河ドラマ館もあわせて2~3時間で楽しめるスポットです!

そして家康行列のある10月28日(土)だけの特別企画として、大河ドラマ館の入場料が無料、開館時間は9時~20時に延長されます。
ぜひあわせて、お楽しみください♪

家康公の父が祀られる『松應寺』

  • 松應寺 本堂

    松應寺 本堂

  • 広忠公御廟所・家康公お手植えの松

    広忠公御廟所・家康公お手植えの松

  • 広忠公御廟所

    広忠公御廟所

岡崎公園から歩いて10分程の松本町にある「松應寺」は、家康公が父・松平広忠公のために創建した寺です。

松應寺の由来は、家康公お手植えの「松」の木にあります。
24歳で命を落とした父の死を、8歳の竹千代少年は人質に出されていた尾張の地で知りました。その後の人質交換で岡崎に立ち寄った時、自ら松の若木を植えました。
19歳で三河に帰還、念願の岡崎入城を果たし、10年ぶりに父の墓に参じた家康公は、立派に育った松を目にし「我が祈念に応ずる松なり」として寺号を松應寺と命名されたとのことです。

境内の奥にある広忠公の御廟所には、家康公だけでなく、秀忠公、家光公など歴代将軍が参詣したとされ、国内有数の格式と規模を誇りました。

そんな松平広忠公御廟所ですが、実は、松が植えられている基壇が東に少しずれています。
松が成長した際、張り出した根に合わせて、基壇も東に延長されたため、墓の東西は非対称となったそうです。
ご住職に教えていただいた私たちは「たしかに基壇が向かって右側に寄っている!」と感動し、松應寺の象徴ともいえる家康公お手植えの松が、いかに大切にされてきたかを実感しました。

さらに松應寺では、その時々に合わせたデザイン性抜群の御朱印をいただくことができるのですが、10月28日(土)は家康行列を記念した限定の御朱印もいただけるそうですよ。
詳しい情報は、松應寺公式SNS(facebook)でご確認ください。

※家康行列当日は、松應寺周辺は終日交通規制され、駐車場も閉鎖されます。お車での参拝はできません。
※松應寺横丁は神聖な松應寺境内であり民家もあります。大声をださないなどのマナーをお守りいただき、住民のプライバシーを守るため家屋の撮影はご遠慮ください。

 

『徳川家康公像@名鉄東岡崎駅ペストリアンデッキ』

  • 徳川家康公像「制作:神戸峰男」

    徳川家康公像「制作:神戸峰男」

  • 日本最大級の徳川家康公像

    日本最大級の徳川家康公像

名鉄東岡崎駅と商業施設を繋ぐペデストリアンデッキ上に、若き徳川家康公の騎馬像があります。松平から徳川に改姓した25歳当時の家康公の姿を表しています。

存在感抜群のこの家康公の騎馬像ですが、他の多くの騎馬像と違う点があります。
その一つは、“馬の足全てが地面に着いている”ということです。

騎馬像といえば、一般的には勇ましく駿馬が駆ける様子をイメージしますが、この像では馬が静かに歩いています。
戦を疎み、平和な世の中の実現を願う家康公の思いを表現しているといわれています。
家康公の信念をひしひしと感じることができるポイントのひとつです。

また、若々しく凛々しい家康公のお姿は、岡崎城で生を受け、大樹寺で「厭離穢土欣求浄土」の言葉を授かり生まれ変わった、ここ岡崎の地ならではの表情といえるのではないでしょうか。

家康公の騎馬像は、名鉄東岡崎駅の東改札口から徒歩1分の場所にあります。
さらにはそこから徒歩5分ほどの場所に桜城橋があり、ここを渡ると徳川四天王たちの像も見ることができます。
名鉄東岡崎駅をご利用の際には、ぜひ立ち寄って見てはいかがでしょうか♪

『戦勝と泰平を祈る伊賀八幡宮』

  • 伊賀八幡宮 随神門

    伊賀八幡宮 随神門

  • 伊賀八幡宮 参拝所

    伊賀八幡宮 参拝所

  • 参拝

    参拝

  • 蓮池

    蓮池

家康行列の出発地となる伊賀八幡宮は、松平家4代親忠が1470年に氏神として勧請し、松平家の氏神として創建されました。家康公が初陣や大きな戦の前に先勝祈願したといわれ、子孫繁栄の神としても知られます。

桶狭間の戦いに敗れた家康公が大樹寺に逃げ帰る途中、で矢作川の対岸に渡れず困っていた時、一匹の鹿が現れ、川を渡るのを見た家康公は「あれは伊賀八幡宮の使いに違いない」と信じ後について川を渡り、大樹寺に入れたという逸話も残されています。

社殿は三代将軍家光公により造営・整備をされ、随神門前の蓮池に武者の鎮魂のためにと植えられたハスが、今も夏にたくさんの花を咲かせます。

そして今年も、戦勝と鎮魂、泰平を祈った徳川家の心を感じる伊賀八幡宮から、安全を祈願し家康行列は出発します。

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