岡崎ってこんなまち

山の日記念「幻の石清水」探訪を開催しました☆

 (鳥川ホタルの里)

山の日は山に親しもう!

  • 山の日は山へ行こう!

    山の日は山へ行こう!

  • まずは森に関するクイズに挑戦

    まずは森に関するクイズに挑戦

  • 幻の石清水を目指してスタートです

    幻の石清水を目指してスタートです

2016年から新たにできた祝日「山の日」。「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨としています。鳥川ホタルの里は山歩きスポットとしても人気です。そこで、暑い時期ですが山の日を記念して山歩きイベントを開催することにしました。今回は水の源である「幻の石清水」を目指します。

歩き出す前に、森に関する○×クイズをしました。
1、日本の森は増えてきている?
2、森に降った水はほとんど木が吸い上げてしまう?
3、自然を守るために、日本の木はあまり使わないほうが良い?
皆さんはわかりますか?では、森を歩きながらその答えを探っていきましょう。

トヨトミナシから愛宕山へ

  • 世界に一本の野生のトヨトミナシ

    世界に一本の野生のトヨトミナシ

  • 人工林の中を進んでいきます

    人工林の中を進んでいきます

  • 台風で倒れてしまった枯れ木

    台風で倒れてしまった枯れ木

  • セミを捕まえたよー!

    セミを捕まえたよー!

  • 愛宕山に到着!風が気持ちいい

    愛宕山に到着!風が気持ちいい

まずは「トヨトミナシ」の横から登山道に入ります。トヨトミナシは野生の梨の一種ですが、実は自生の木は世界でこの一本しかありません。今年は実の生り年のようで、ピンポン玉のような実が鈴なりになっていました。

登山口からは愛宕山を目指してひたすら登ります。登山道の両側のほとんどは杉・ヒノキの人工林です。戦後に植えられたもので大きく育ってはいますが、あまり手入れがされていないため中には枯れてしまった木も見受けられます。1週間前に通過した台風の影響か、根元から倒れてしまった木もありました。

1時間ほどで愛宕山の山頂まで到着しました。蒸し暑い日でしたが、尾根まで上がると風が心地よく吹いていました。

■クイズ1:日本の森は増えてきている?
答 え:○
日本は第二次世界大戦後、全国で急激に植林が行われました。そのおかげでハゲ山・草山の多かった日本の山は森に代わっていきました。とはいえ、その後の手入れがされず、不健康な状態の森が多いのも事実です。

ついに到着!幻の石清水

  • 荒れた森の解説

    荒れた森の解説

  • こんなひょろひょろではいけません

    こんなひょろひょろではいけません

  • 見晴らし場から森の中を降りていくと…

    見晴らし場から森の中を降りていくと…

  • ついに到着!幻の石清水

    ついに到着!幻の石清水

  • 看板前で記念撮影☆

    看板前で記念撮影☆

愛宕山からは尾根伝いに歩いていきます。このあたりの人工林も荒れているところがあり、一度も間伐されていないひょろひょろの木もありました。木の本数を減らして光が中に入るようにしないと、下に植物が生えずに土がどんどん痩せて流れてしまいます。

いよいよ目的地の幻の石清水に近づいてきました。見晴らし場から看板に従って少し尾根を下ると、岩肌から水が浸みだしていました!尾根のすぐ下なのに水が絶えず湧き出している不思議なポイントで、まさに幻です。山の土の中にそれだけ水が蓄えられているということですね。

■クイズ2:森に降った水はほとんど木が吸い上げてしまう?
答 え:×
森に降った雨の多くは土の中に浸みこんで地下水になります。でも荒れた人工林では土のやせており、雨が浸みこまずに土の表面を流れる水が増えるので、川の水量が急に増える原因になります。

七曲峠からホタル学校へ

  • 立派な杉の木の間を降りていきます

    立派な杉の木の間を降りていきます

  • 舗装道路に出ました。アスファルトは暑い!

    舗装道路に出ました。アスファルトは暑い!

  • 鳥川の名水・庚申の水で一休み

    鳥川の名水・庚申の水で一休み

  • 無事ホタル学校に到着!お疲れさまでした

    無事ホタル学校に到着!お疲れさまでした

さらに尾根沿いを南下し、七曲古道から下山しました。このあたりの木は鳥川でも随一の太さで大人でも抱えられないくらい成長しています。山主さんが何代にも渡って手をいれてきたのでしょう。

一方で多くの森が荒れてしまった根本には日本人があまり日本の木を使わなくなってしまったことがあります。ライフスタイルの変化で木を使う量自体が減っているうえ、海外からの木材輸入が増えたことも一因です。

■クイズ3:自然を守るために、日本の木はあまり使わないほうが良い?
答 え:×
日本の森は今収穫期に入っているので、環境を守るためにもどんどん伐って使っていくことが大切です。

鳥川の湧水群の1つ・庚申の水で涼みつつ、お昼過ぎにはホタル学校まで戻りました。猛暑の中の山歩きでしたが、山に親しんでいただけたのではないかと思います。ご参加くださった皆様、ありがとうございました!

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