小学校向け環境教室を実施しました！

2022年5月2日（月）快晴　9時～13時
　岩津小学校特別支援学級の児童17名、教師6名に来場いただき、環境教室を実施させていただきました。４月から環境教室の実施も市役所から指定管理会社コニックス（株）に移管され、スタッフにとって初めての実践の場となりました。当施設では「自然とふれあう・仲間とふれあう・人とふれあう」をスローガンに掲げて環境教室に取り組んでいきます。

　まずは、１日の流れとスタッフ紹介のあと、「生物多様性について知ろう」を屋外にて紙芝居形式で説明やクイズを行いました。漫画風にして、「いろんな生き物がいろんな場所にいて、いろんな個性がある。人間はその生き物たちに助けられてるんだよ」ということを知ってもらうのが目的です。話を聞いてもらった後は、いよいよフィールドでのアクティビティのスタートです。

　「ノーズ」は「ネイチャーゲーム」のひとつです。ネイチャーゲームは自然に関する特別な知識がなくても、豊かな自然の持つさまざまな表情を楽しめる体験活動で、自然の不思議や仕組みを学び、自分が自然の一部であることに気づくことができます。
　スタッフがある生き物になりきって、いくつかのヒント（例えば「私には足が２本あります」）を出し、参加者にその生きものは何か考えてもらいます。分かったら、黙ったまま指を鼻におき、合図してもらいます。全てのヒントを出し終えたところで、その生き物の名前をみんなで言い当ててもらいます。

　このネイチャーゲームは、自然の中に隠してある人工物がいくつあるか探してもらいます。
　スタートからロープに沿って進み、ゴールにいるスタッフにその数をひっそりと伝えてもらいます。見つけても他の人にわからないように、指を指したり声を出したりせず、黙ったまま探していきます。思わず指を指してしまった子、「あった」と声を出してしまった子・・・これがまた楽しいですよね。
　このゲームは観察力を養ったり、生き物が身を守るためにする擬態、保護色、適応を学ぶのがねらいです。最後にわかりやすかったもの、わかりにくかったのものはそれぞれどんなものかを分けて並べて、その理由もみんなで考えてみました。本で実際の生き物の例の写真も見てもらいました。

　このネイチャーゲームは、森を散策しながら五感を使って様々な感覚を研ぎ澄まし、観察力を高めたり、自然からの発想を得たりすることがねらいです。
　ビンゴシートにある「丸いもの」、「いい匂いがするもの」、「鳥の声」・・・などを見つけていきます。
　みんなと楽しく「わ～見つけた～」などわいわいしながら、探しました。活動もピークになり、みなさんの声も体も元気一杯！
 

　毎月植物観察会を実施していただいている自然観察指導員の河江先生に、自然の材料を使ったいろんな遊びを教えていただきました。ウラジロのグライダー、ツバキの葉やイタドリのフエ、葉っぱの手裏剣など。。。「お腹が空いた」って言ってた子もつい夢中になり、お弁当の時間を忘れたかな。

　今日のお約束「生き物や植物と友達になろう」でした。みなさん何とお友達になれましたか？僕は「葉っぱ」と僕は「ヒメタイコウチ」私は「トンボ」などいろんなお友達ができました。
　最後は集合写真です。楽しい一日も終わり「また来てね～」「また来ます～」と挨拶をかわしあい、お別れが寂しく感じてしまいました。

　スタッフ一同、経験を重ねる中で、もっともっと自然の中で楽しく過ごしてもらえるよう、工夫を重ねていきたいと思っています。
　また、おかざき自然体験の森では、昔ながらの農業体験や四季のイベント、各種市民団体の体験教室を多数用意して、みなさんをお待ちしています。