北山湿地が愛知県の天然記念物に指定されました

 (北山湿地)

平成29年2月10日(金)に「北山湿地」が愛知県の天然記念物に指定されました。

  • 北山湿地は、固有の希少な動植物相を有する岡崎市最大の湿地

    北山湿地は、固有の希少な動植物相を有する岡崎市最大の湿地

  • ボランティアの皆さんの手により整備された木道

    ボランティアの皆さんの手により整備された木道

  • 湿地を覆う「オオミズゴケ」

    湿地を覆う「オオミズゴケ」

  • 春の女神「ギフチョウ」の美しさに感動

    春の女神「ギフチョウ」の美しさに感動

  • 「ハルリンドウ」は3月下旬から咲き始めます

    「ハルリンドウ」は3月下旬から咲き始めます

  • 「ナンカイイワカガミ」は4月初旬から咲き始めます

    「ナンカイイワカガミ」は4月初旬から咲き始めます

  • 「モウセンゴケ」は湿地内部や水分の多い所に生える食虫植物

    「モウセンゴケ」は湿地内部や水分の多い所に生える食虫植物

  • 県下には生育地の少ない貴重な「ヒナノシャクジョウ」は夏の花

    県下には生育地の少ない貴重な「ヒナノシャクジョウ」は夏の花

  • 「ムラサキミミカキグサ」は8月初旬から紫色の小さな花を咲かせます

    「ムラサキミミカキグサ」は8月初旬から紫色の小さな花を咲かせます

  • 小学生の環学習の場としても活用

    小学生の環学習の場としても活用

  • 面積:26.595ha
  • 所在地:岡崎市池金(いけがね)町字上落合16番地5
  • 所有者:岡崎市
  • 連絡先:環境部環境保全課自然共生係(電話:0564-23-6476)

北山湿地は岡崎市の中南部の池金町上落合に位置し、標高約200mの丘陵地に囲まれています。昭和55年に愛知県による愛知県自然環境地域候補地調査の際に北山湿地と記載されています。

本湿地は、山間部からの湧水が谷間に流れ込み、そこに多様な動植物が生育し、豊かな環境を形成しています。植物としては、絶滅危惧植物が多数生育し、なかでもオオミズゴケやヒナノシャクジョウ等の湿地性植物が豊富です。

また、本湿地から多様化したミゾソバ類の起源と推定されるコミゾソバ等が広い範囲に生育していて、特にヒナノシャクジョウやムラサキミミカキグサは県内でも随一の群落です。

一方、動物では、湿地の代表種であるハッチョウトンボやヒメタイコウチが多く生息しています。また、生息地が限られ、ヒメカンアオイのみを食草として「春の女神」と呼称されるギフチョウも数多く見られます。

このように北山湿地は、固有の希少な動植物相を有する岡崎市最大の湿地であり、渓谷の中にあって、動植物とそれによって作り出された景観を持つ湿地として大変貴重です。

なお、北山湿地では、毎年、春、夏、秋の年3回、環境部の主催で自然観察会を開催しており、湿地の知識や自然環境の保全についての学習の場となっています。近年では、近隣の小学校のクラス単位による環境学習も行われており、子どもたちの環境意識の向上に努めています。

春は多くの草花が咲き、生き物の活動も活発になります。暖かい季節になりましたら、ぜひ北山湿地に足をお運びいただき、自然との出会いを楽しんでください。

岡崎市広報Youtube「北山湿地」愛知県指定天然記念物に指定

平成29年2月10日に愛知県指定天然記念物に指定された「北山湿地」の様子を動画でご覧いただけます。
■北山湿地は大小10か所あまりの湿地群からなる、岡崎市で最も大きな湿地です。
■湿地には豊かな自然が育まれ、多くの珍しい動植物が生息しています。季節によって、ムラサキミミカキグサやヒナノシャクジョウといった湿性植物や、現在は生息地が限られているギフチョウなど、普段見ることのできない貴重な動植物を観察できます。