岡崎ってこんなまち

「おと川リバーヘッド大作戦」を開催しました

まずは「乙川」の源流を巡ります

  • バスで山道を登り、千万町町に到着!

    バスで山道を登り、千万町町に到着!

9月30日(土)、このシーズンの恒例イベント「おと川リバーヘッド大作戦」を実施しました。今までは、実際に人工林での間伐体験などをメインに開催してきましたが、今年度は少し趣向を変えて、岡崎市内の水源林がどこにあって、どんな状態になっているのかを実際に見に行ってみよう、ということを目的に設定しました。
市内の水源林保全活動を行っている「おと川水源の森づくり実行委員会」の会長で、「おおだの森保護事業者会・山留舞会(やるまいかい)」の会長を務めておられる浅井董亮(まさあき)さんに御協力をいただき、バスで最初の目的地である「乙川」の水源地である千万町町に向かいます。
 

川が始まる場所

  • 鳥居をくぐって境内へ入ります

    鳥居をくぐって境内へ入ります

  • 三川分水嶺の石碑

    三川分水嶺の石碑

標高719メートルの巴山(ともえやま)の山頂にある「白髭神社(しらひげじんじゃ)」を見学。ここには、豊川・矢作川・男川の3つの川の「分水嶺(ぶんすいれい)」があります。三河地方を流れる河川がここから始まるのかと思うと、感慨深いものがあります。

小さな流れから大きな流れ

  • とても小さな流れが、やがて川になります

    とても小さな流れが、やがて川になります

  • 子どもたちは興味津々

    子どもたちは興味津々

  • 近くには間伐された森もありました

    近くには間伐された森もありました

白髭神社から5分程歩いて下った場所に、山の中を流れる小川を見つけました。これこそが、やがて岡崎の市街地まで達する大きな流れとなる「乙川」の水源です。参加者の皆さんも、見知った川の始まりがここにあるとは知らなかったようで、驚いておられました。

続いて、「男川」の源へ

  • 山道を歩いて下ります

    山道を歩いて下ります

  • 林道を抜けると、荒涼とした景色が

    林道を抜けると、荒涼とした景色が

次に、市内のもう1つの著名な川である「男川」の源流を訪ねます。千万町から一気に移動し、岡崎市・豊川市・新城市の境となる「本宮山」(海抜789メートル)へと到着。砥鹿神社(とがじんじゃ)奥宮を横目に見つつ、水源を追って森の中に踏み入ります。

湧き上がる清流

  • 岩の間を通り、力強く水が流れています

    岩の間を通り、力強く水が流れています

  • 小さな川が合体してできた渓流

    小さな川が合体してできた渓流

  • 途中の山道から。なかなかの絶景です

    途中の山道から。なかなかの絶景です

山を下っていく最中にも、其処ここから水が流れ出している様子が見られました。歩きながら耳を澄ませると、静かな中に風の音と共に水の流れる音も聴こえ、自然の豊かさを感じました。20分程歩くと、複数の流れが合流して1本の清流になっている場所に到着。このまま道に沿って歩いていくと、くらがり渓谷にまで至ります。

森と水の恵みをいただく

  • 焼き魚の香りは最高ですね

    焼き魚の香りは最高ですね

  • 何本でもいけちゃいます

    何本でもいけちゃいます

  • 山歩きのあとでも子どもたちはとにかく元気!

    山歩きのあとでも子どもたちはとにかく元気!

さて、下った分だけ山を登ると、お昼間近となりました。昼食休憩場所の「くらがり渓谷」に向かいます。現地では、男川漁業協同組合の皆さんが、アユの塩焼きを準備して待っていてくださいました。焼きたての香ばしいアユは風味豊かで大変美味しく、参加者の皆さんからも大好評でした。

1日の締めくくりに

すっかりお腹もいっぱいになったところで、イベント終了。最後に皆さんで集まって記念撮影で締めとなりました。
今回のリバーヘッド大作戦では、初の試みとなった要素が多く、至らない部分も多かったかと思いますが、参加者の皆様には最後までお付き合いいただき、心より感謝いたします。
また、1日バスに御同乗いただき、森林についてのお話をいただいた浅井会長、美味しいアユを御用意してくださった男川漁業協同の皆様に、この場をお借りして御礼を申し上げます。
こういったイベントを機に、1人でも多くの方に水源林保護に御関心をもっていただければ幸いです。

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