待ちに待った春の北山湿地の現在の状況をお知らせします！

北山湿地に生息する生き物にとって待ちに待った春ですが、その生き物の様子を観察したい人間にとっても待ちに待った春です。
駐車場はほぼ満車で、本日も多くのお客さんが観察に訪れていました。
カメラを持った方たちが一斉にレンズを向けたその先には、ギフチョウがいます！
今年もギフチョウの飛翔を見ることができました。
過酷な自然環境下で命をつないでくれたことがうれしくなります。

しばらくすると交尾している２頭のギフチョウが。
さらに、それを邪魔する別の一頭が寄ってくる場面もありました。
カメラマンのみなさんも暖かく見守ってくれていました。

＜注意＞
ギフチョウは岡崎市条例に基づくの指定希少野生動植物種に指定されています。
また北山湿地は岡崎市条例に基づく自然環境保護区ですので、むやみに湿地内に踏み込んだり
動植物を採取・採集したりすることは禁止されています。これに違反した場合は、罰則が科される場合があります。

春になりいろんな花が咲き始めます。
この時見ることができた花の紹介です。

北山湿地の自然を守るためには、まずは北山湿地を知ることが大切です。
市は条例に基づく許可を出し、岡崎市動植物調査会に動植物の調査を委託しています。
調査員は腕章を身に着けて、場合によっては湿地内に踏み込んで調査を行います。

この日は、ヤブヤンマのヤゴが見つかりました。
近年、北山湿地ではヤブヤンマの成虫を見ていない状況です。
これらのデータを蓄積し、北山湿地の保全に役立てています。