第2回ホタルマスターファミリー講座を開催
ホタルを取り巻く自然環境を探る
2017年5月9日(日)、岡崎市ホタル学校で第2回「ホタルマスターファミリー講座」が開催されました。
晴天に恵まれ、子どもたちも元気に集合
今回のテーマは「ホタルの里の昆虫や植物を調べよう」です。前回はホタルの生態について学びましたが、今回は視野を広げてホタルの棲む環境に暮らす他の生き物や関係する植物などについて学びます。
自然の中に隠された人工物を探せ
子どもたちはマイ網を手に虫捕りを待ちきれない様子でしたが、まずは自然の中に隠された人工物を探す「カモフラージュ」というプログラムでウォーミングアップします。
ロープに沿ってゆっくり歩きながら、人形やスプーンなどの人工物がいくつあるのか数えていき、ゴール地点でいくつ見つかったかスタッフに答えます。チャンスは2回、全部見つけられるかな?
ロープに沿ってゆっくり歩きながら、人形やスプーンなどの人工物がいくつあるのか数えていき、ゴール地点でいくつ見つかったかスタッフに答えます。チャンスは2回、全部見つけられるかな?
昆虫が生き残るための知恵
一通り終わったところで、カモフラージュの答え合わせをしました。周りと同じ色や材質のものは言われるまで気づかないケースが多いです。昆虫も同じで、周りに色や質感を似せることで天敵から身を隠したり、捕食対象に気づかれないようにしています。これを擬態(ぎたい)といいます。写真で実際の昆虫がどうやって身を隠しているか確かめました。
カモフラージュの体験でずいぶんと自然を見る目が鍛えられたのではないでしょうか?それではいよいよ昆虫を探しに行きましょう!
カモフラージュの体験でずいぶんと自然を見る目が鍛えられたのではないでしょうか?それではいよいよ昆虫を探しに行きましょう!
フィールドビンゴで生き物探し
参加者に2枚ずつフィールドビンゴカードが配られました。それぞれに昆虫と植物が25個ずつ書かれており、見つけた生き物を記録しながらビンゴを目指します。
この日は風が強い日でしたが、じっくりと足元を見て探すといろいろないきものが見つかりました。フランスギクに集まるコアオハナムグリ、シカの糞に集まるオオセンチコガネ、花を求めて飛ぶベニシジミ、そうした他の昆虫を食べるジョウカイボンなどなど…。小さな空間の中でも、生き物がいる以上は食べるー食べられるという関係があり、生態系ができているということが分かります。
この日は風が強い日でしたが、じっくりと足元を見て探すといろいろないきものが見つかりました。フランスギクに集まるコアオハナムグリ、シカの糞に集まるオオセンチコガネ、花を求めて飛ぶベニシジミ、そうした他の昆虫を食べるジョウカイボンなどなど…。小さな空間の中でも、生き物がいる以上は食べるー食べられるという関係があり、生態系ができているということが分かります。
生き物が教えてくれる環境の変化
最後に昆虫や植物の解説を行いました。虫の名前は覚えにくいですが、由来や特徴を押さえておくと結構記憶に残ります(小さくて=ヒメ、羽の裏に波模様がある=ウラナミ、蛇の目の模様=ジャノメ→ヒメウラナミジャノメ、など)。
ある生き物がそこにいるということは、その生き物にとって適した環境が整っているということの裏付けです。逆に言えば、いたはずの生き物がいなくなったり、今までいなかった生き物が見つかり始めるというのは環境に変化が起きているということですね。普段は見落としがちな身近な生き物ですが、じっくり観察すれば環境の違いや変化を読み解くことができるようになるでしょう。
これまでの2回でホタルやホタルを取り巻く環境についてだいぶ理解が深まりったのではないでしょうか?次回は6月4日、いよいよホタルの成虫を観察します!お楽しみに!
ある生き物がそこにいるということは、その生き物にとって適した環境が整っているということの裏付けです。逆に言えば、いたはずの生き物がいなくなったり、今までいなかった生き物が見つかり始めるというのは環境に変化が起きているということですね。普段は見落としがちな身近な生き物ですが、じっくり観察すれば環境の違いや変化を読み解くことができるようになるでしょう。
これまでの2回でホタルやホタルを取り巻く環境についてだいぶ理解が深まりったのではないでしょうか?次回は6月4日、いよいよホタルの成虫を観察します!お楽しみに!