春の里山は気分爽快!愛宕山トレッキングを開催しました!
爽やかに彩られた春の野山
2017年4月23日(日)、岡崎市ホタル学校で春の愛宕山トレッキングを実施しました。今回は20名が参加。さわやかな青空の下、ホタル学校で準備運動をしたら早速歩き出します。桜には少し遅い時期でしたが、山が木の芽吹く新緑と様々な野の花に彩られたこの季節は歩いているだけでわくわくした気分になります。
ゲンジボタルのベッド
川沿いを歩いていると、土手に砂がまかれた場所がありました。肥料でも撒いたのでしょうか?いえいえ違います。これは地元の鳥川ホタル保存会が最近撒いたもの。ゲンジボタルの幼虫はちょうど今の時期に川から上陸して土手の中に潜ってサナギになります。
1か月ほどして成虫になって出てきますが、最近は昔のように川の草を持ち帰って家畜のえさにすることもないため、土手が富栄養化して雑菌が沸きやすくなっています。ホタルのサナギにとっては雑菌やカビは大敵。そこで、毎年少しずつ土手に新鮮な砂を撒いてホタルの幼虫が安心して潜れるベッドを作ってあげているのです。
1か月ほどして成虫になって出てきますが、最近は昔のように川の草を持ち帰って家畜のえさにすることもないため、土手が富栄養化して雑菌が沸きやすくなっています。ホタルのサナギにとっては雑菌やカビは大敵。そこで、毎年少しずつ土手に新鮮な砂を撒いてホタルの幼虫が安心して潜れるベッドを作ってあげているのです。
愛宕山から三河湾を望む
今回は小安堂口から愛宕山を目指すルートです。最初から急な登りになりますが、ゆっくり進んできます。登山口から30分ほど歩いて愛宕山に到着!天気も良く、遠くに三河湾と渥美半島を望むことができました。
幻の石清水を求めて
愛宕山から京ヶ峯に至る途中には幻の石清水があります。見晴らし場から階段を下りること数十m。山肌に露出した岩の間から水がちょろちょろと流れ出ていました。雨も降っておらず、尾根のすぐ下なので、ここで水が湧き出すのも不思議な話です。目には見えないだけで、地中には水がたくさん溜め込まれているということの証拠です。
平成の大崩れからは名古屋の駅前ビル群が!
京ヶ峯を過ぎると、平成の大崩れと呼ばれている北側に開けた斜面があります。名前の通り最近山肌が崩れて開けた場所で、名古屋方面まで見渡すことができます。少しかすみがかかっていましたが、よく見ると名古屋駅前のビル群を見ることができました。鳥川から名古屋というと結構離れている印象ですが、こうしてみると案外近く感じます。
下りは七曲古道
下山は七曲古道(ななまがりこどう)から。その名の通り急な斜面を折り返しながら進む昔の道です。20分ほどかけて県道まで下り、そのままホタル学校まで戻りました。暑くも寒くもなく、爽やかな新緑の中での気持ち良いトレッキングとなりました。ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
山も田畑も一斉に色づき、生命があふれてくるのを感じる春の山歩き、おススメです!
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