6月にまた会おう!ホタルの幼虫放流式を開催しました!

ホタル舞う環境を未来の世代へ

  • 「6月にまた会おうね」と語りかけ

    「6月にまた会おうね」と語りかけ

  • 鳥川の恒例行事となった幼虫放流式

    鳥川の恒例行事となった幼虫放流式

  • 大きく育ったホタルの幼虫と餌のカワニナ

    大きく育ったホタルの幼虫と餌のカワニナ

  • 朝早くから準備に当たる鳥川ホタル保存会の方々

    朝早くから準備に当たる鳥川ホタル保存会の方々

2017年3月26日(日)、岡崎市ホタル学校でホタルの幼虫放流式を開催しました。このイベントはホタル学校内で7月から人口飼育し、大きく育ったゲンジボタルの幼虫を鳥川に放流する毎年恒例の行事です。

主催の鳥川ホタル保存会の皆さんは、前日から幼虫の仕分けや参加者に振る舞う「猪汁」の準備に当たっていました。当日は朝から小雨で開催が危ぶまれていましたが、徐々に天気は回復して無事に開催にすることができました。

地元の豊富(とよとみ)小学校や美合(みあい)小学校ホタル飼育部の子どもたち、また、普段お世話になっている講師の皆さんなどが一堂に集い、100名を超える盛会となりました。

ホタルの研究成果を発表

  • 片岡会長による開会の挨拶

    片岡会長による開会の挨拶

  • 自由研究の成果を発表する鈴木陽太君

    自由研究の成果を発表する鈴木陽太君

開会式では鳥川ホタル保存会の片岡会長が挨拶をされました。ホタルの棲む環境を守るには、川の環境だけでなく水の源である森の環境を守ることも大切だとお話しされました。

続いて、美合小学校の鈴木陽太(ひなた)君が今年度取り組んだホタルの自由研究発表を行いました。陽太君はホタル飼育部としてホタルの幼虫飼育や放流に取り組んできました。しかし美合地区(山綱川)でのホタルの飛翔数は増えていないのが現状です。

そこで昨年ホタル学校で行われた「ホタルマスターファミリー講座」に参加。鳥川の環境と美合小学校の近くを流れる山綱川の環境を比較し、山綱川でホタルをもっと増やすためにはどうすればよいか考えました。

研究の結果から、美合小学校で行う幼虫放流について、育ちの遅い幼虫はできるだけ生存率を高めるために放流時期を後にずらすことを提案し、実際、部の活動にも反映し実践しました。次のシーズンにどうなるか楽しみですね。

単純に調べてまとめるだけでなく、研究から見えてきた仮説を学校に提案し、実行する姿はまさに科学者です。堂々とした発表に会場からは大きな拍手が起こりました。

いよいよ放流「元気に育ってね」

  • 幼虫の入ったコップを受け取って

    幼虫の入ったコップを受け取って

  • ホタル学校裏の川辺へ移動。準備はできたかな?

    ホタル学校裏の川辺へ移動。準備はできたかな?

  • 元気に育つよう祈りを込めて放流

    元気に育つよう祈りを込めて放流

続いてはいよいよ幼虫の放流に移ります。一人ひとつずつ幼虫とカワニナの入った紙コップを受け取り、鳥川の川岸に移動しました。

準備ができてら、合図とともに一斉に川へ放流しました。放流された幼虫は4月下旬ごろには土手に上陸し「サナギ」になります。そして6月上旬には見慣れた成虫の姿になってまた光の舞を見せてくれることでしょう。

なお、鳥川で毎年見られる1000匹以上のゲンジボタルの大部分は自然に発生したもので、放流したものはその一部です。ホタルが生きていくことのできる環境が鳥川には整っているということですね。

お待ちかね!鳥川特製の猪汁

  • 大きな鍋で煮込まれた絶品「猪汁」

    大きな鍋で煮込まれた絶品「猪汁」

  • お腹ペコペコ「いただきまーす!」

    お腹ペコペコ「いただきまーす!」

  • お肉は柔らかくてとってもおいしいよ!

    お肉は柔らかくてとってもおいしいよ!

放流が終わったら、皆さんお待ちかねの「猪汁」の振る舞いです。前日から仕込んだ材料が大きな鍋で煮込まれていました。ここは鳥川ホタル保存会の女性陣の出番です!

猪肉というと「臭い?」というイメージがあるかもしれませんが、ちゃんと調理されたものはそんな臭いなど一切ありません。大人も子どもも何杯もおかわりをし、鳥川特製の味を堪能しました。

たくさんの人の想いが詰まった幼虫放流式。きっとホタルの幼虫たちも期待に応えてまた素晴らしい光の舞を見せてくれることでしょう。今年は6月3日(土)に「鳥川ホタルまつりイベント」も計画されており、同じ味の猪汁も振る舞われる予定です。ホタルと名水の里「鳥川」に、ぜひまた遊びに来てくださいね!ご参加くださった皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございました。

※投稿者:からさわ(ホタル学校)