どんな模様になる?里山の植物で草木染め教室を開催しました!

里山の植物から色を取り出そう!

  • ホタル学校では今回が初となる草木染め教室

    ホタル学校では今回が初となる草木染め教室

  • 講師の唐澤萌さん。額田で草木染めの工房を営む

    講師の唐澤萌さん。額田で草木染めの工房を営む

2017年3月19日(日)、岡崎市ホタル学校で里山の植物を使った草木染め教室が行われました。講師は額田に移住し草木染めの工房をされている唐澤萌(もゆ)さん。今回は来年度のイベント開催に向けたプレイベントとして実施し、9名の方にご参加いただきました。

植物は自分を守ったり、虫や鳥にアピールするために様々な色素を持っています。草木染めはそうした植物の力を人の暮らしに役立てる伝統的な技術です。

ヤシャブシの実を使う

  • 染料となるヤシャブシの実

    染料となるヤシャブシの実

  • 1時間ほど煮出すと醤油色のような染液が取れる

    1時間ほど煮出すと醤油色のような染液が取れる

今回染料として使うのは、道路沿いなどによく生えている「ヤシャブシ」の実。小さな松ぼっくりのような実がぶら下がっているのを見たことがある方も多いと思います。これを煮出したものを染料として、手ぬぐいやエコバックを染めます。

模様を考えて布を板で絞める

  • 板締めの作品例。シンプルながら様々な模様ができる

    板締めの作品例。シンプルながら様々な模様ができる

  • 布を板と万力でしっかりと締め付ける

    布を板と万力でしっかりと締め付ける

今回体験するのは「板締め」という日本古来から行われている方法です。色を付けたくない部分を板で挟むことで染液が入らないようにする技法で、作品例を参考にしながら、どんな模様にしたいかを考えて布を板でしっかり挟みます。

さっそく染めていきましょう!

  • 板で絞めた布を染液に浸す

    板で絞めた布を染液に浸す

  • むらが出来ないように布をほぐす

    むらが出来ないように布をほぐす

  • 染液と媒染液に交互に浸して色を定着させる

    染液と媒染液に交互に浸して色を定着させる

準備ができたら、ヤシャブシの染液と媒染液(染液を安定させるためのアルミや鉄を溶かしこんだ液)に交互につけて布を染めていきます。ここからは地道な作業で、隅々まで液が行きわたるようにボウルの中で布をほぐしながら10分おきに染液と媒染液を移動します。

始めはあまり変化がないように見えましたが、何回か繰り返していくうちにだんだんと色がついてきました!

板を付け替えて面白い模様に

  • 板で絞めたところは白地のまま

    板で絞めたところは白地のまま

  • 一度板を外して、別の形や位置で絞めなおす

    一度板を外して、別の形や位置で絞めなおす

しっかりと染め上がりましたが、まだ完成ではありません。今回は2段階で染めるので、ここで一度万力を外して板の位置や形を変えて再び絞めなおします。

こうすると、一度も染まっていない場所、1回目だけ染まった場所、2回目だけ染まった場所、2回とも染まった場所の4パターンの色がつき、面白い模様が出来ます。ただし畳んだ状態から完成図を想像するのは至難の業。出来上がりを楽しみにしつつ、2回目の染めを行いました。

ついに出来上がり!

  • 遂に完成!広げて乾かします

    遂に完成!広げて乾かします

  • 様々な素敵な柄が出来上がりました☆

    様々な素敵な柄が出来上がりました☆

2回目も同様に染料と媒染液に交互に漬けます。ここで媒染液の種類を変えることで、同じヤシャブシの染料でも色が変わります。

しっかりと色がついたら完成!ドキドキしながら広げてみると、様々な柄の作品が出来上がりました!同じ染液でも板の絞め方によって一人ずつまったく違う作品に仕上がるのがとても面白く、参加者の方もまた別の柄に挑戦してみたいと好評でした。

今回初となるホタル学校での草木染め体験ですが、平成29年度も2回ほど実施予定です。ぜひご参加ください!ご参加くださった皆様、講師の唐澤さん、ありがとうございました。

※投稿者:ホタル学校