ホタル保護レンジャーを実施しました!
今回のテーマは「ゲンジボタルの産卵」。ゲンジボタルの産卵から生息環境についてまで、みなさんで楽しく学びました!
2020年7月25日(土)、岡崎市ホタル学校にてホタル保護レンジャーを行いました。今回のテーマは「ゲンジボタルの産卵」です。当日は地元の鳥川ホタル保存会の会長をはじめ3名の方にお越しいただき、ゲンジボタルの生息環境や産卵についてお話しいただきました。
岡崎市内ではゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルなどのホタルを見ることができます。ホタル学校のある鳥川地区では例年6月のピーク時には、1日に1,000匹以上のゲンジボタルの飛翔を見ることができます。そんなゲンジボタルが子孫を残すためにとても重要である「産卵」についてみなさんで学びました。
はじめに卵の時期。卵の時期には、乾燥しない場所、湿りの多い場所、日光の当たらない場所、外敵に見つからない場所が必要になります。卵は30日位でふ化します。卵が安全にという親心が働いて、大水で流されてしまわない場所や(ゲンジボタルには分かるのですね)、ふ化した時、小さな幼虫がすぐに安全な水中に入れるような場所に卵が産み付けられます。このように考えると、卵を産むのに適した場所はほんのわずかしかありません。
次に幼虫の時期。幼虫の時期には、流れの緩やかな場所、水がきれいな場所、川底がきれいな場所、小石や砂がたくさんある場所、いろんな大きさのカワニナ(ホタルの幼虫の餌)がたくさんいる場所、日当たりの良い場所、川岸にいろんな植物がある場所、流れる水の量が変化する場所、カワニナの餌がたくさんある場所が必要になります。(具体的には水温が2~25℃、pH6.5~8、COD3.5以下等の条件があります。このような条件が揃うことではじめてあのきれいな光景を見ることができるのです。自然はとても敏感なのですね。
生息環境のお話しののち、産卵装置について学びました。(ホタル学校では学習用に産卵装置を作って人工産卵をおこなっております)産卵ができるケース(100円均一などで購入できるものを利用)を用意し、そこへミズゴケを入れます。ミズゴケを乾燥させないように注意しながら、ケースの中にオスとメスのゲンジボタルを入れます。数日後、ミズゴケにメスのゲンジボタルが産卵します。その数は500~1000個と言われています。1~2週間後、ふ化した幼虫がコケからケースの下段に自然に落下するようになっているのです。この時間は産卵装置について参加者の方々が熱心に質問をされている様子が印象的でした。それもそのはず。1匹のメスホタルが500~1000個の卵を産みますが、卵~成虫にまでなるのは数えれる程度と、ホタルの飼育は一筋縄ではいきません。また、だからこそ自然のホタルは尊く、また大切にすべきだと学びました。
最後は顕微鏡を使って幼虫を観察し、質疑応答を行い終了となりました。参加された皆様、お足元の悪い中お越しいただきありがとうございました。次回は9月12日(土)にホタルの幼虫の餌となる「カワニナ」について学習する予定です。今回参加できなかった方もぜひお気軽にお越しください!
岡崎市内ではゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルなどのホタルを見ることができます。ホタル学校のある鳥川地区では例年6月のピーク時には、1日に1,000匹以上のゲンジボタルの飛翔を見ることができます。そんなゲンジボタルが子孫を残すためにとても重要である「産卵」についてみなさんで学びました。
はじめに卵の時期。卵の時期には、乾燥しない場所、湿りの多い場所、日光の当たらない場所、外敵に見つからない場所が必要になります。卵は30日位でふ化します。卵が安全にという親心が働いて、大水で流されてしまわない場所や(ゲンジボタルには分かるのですね)、ふ化した時、小さな幼虫がすぐに安全な水中に入れるような場所に卵が産み付けられます。このように考えると、卵を産むのに適した場所はほんのわずかしかありません。
次に幼虫の時期。幼虫の時期には、流れの緩やかな場所、水がきれいな場所、川底がきれいな場所、小石や砂がたくさんある場所、いろんな大きさのカワニナ(ホタルの幼虫の餌)がたくさんいる場所、日当たりの良い場所、川岸にいろんな植物がある場所、流れる水の量が変化する場所、カワニナの餌がたくさんある場所が必要になります。(具体的には水温が2~25℃、pH6.5~8、COD3.5以下等の条件があります。このような条件が揃うことではじめてあのきれいな光景を見ることができるのです。自然はとても敏感なのですね。
生息環境のお話しののち、産卵装置について学びました。(ホタル学校では学習用に産卵装置を作って人工産卵をおこなっております)産卵ができるケース(100円均一などで購入できるものを利用)を用意し、そこへミズゴケを入れます。ミズゴケを乾燥させないように注意しながら、ケースの中にオスとメスのゲンジボタルを入れます。数日後、ミズゴケにメスのゲンジボタルが産卵します。その数は500~1000個と言われています。1~2週間後、ふ化した幼虫がコケからケースの下段に自然に落下するようになっているのです。この時間は産卵装置について参加者の方々が熱心に質問をされている様子が印象的でした。それもそのはず。1匹のメスホタルが500~1000個の卵を産みますが、卵~成虫にまでなるのは数えれる程度と、ホタルの飼育は一筋縄ではいきません。また、だからこそ自然のホタルは尊く、また大切にすべきだと学びました。
最後は顕微鏡を使って幼虫を観察し、質疑応答を行い終了となりました。参加された皆様、お足元の悪い中お越しいただきありがとうございました。次回は9月12日(土)にホタルの幼虫の餌となる「カワニナ」について学習する予定です。今回参加できなかった方もぜひお気軽にお越しください!