親子でワクワク森しごと体験最終回!薪でカレー作りに挑戦しました!
美味しくできるかな?アウトドアクッキングに挑戦
2017年3月11日(土)、岡崎市ホタル学校で「親子でワクワク森しごと体験」の第3回目(最終回)を実施しました。今回のテーマは「薪でアウトドアクッキング」。1回目に間伐したヒノキと、2回目に自作したロケットストーブを使ってカレー作りに挑戦します!
家族で協力して食材準備
まずは食材の準備。お米を炊く家族とカレーを作る家族に分かれて作業を進めました。ちなみに、ジャガイモやニンジンの皮といった生ごみはカワニナ(ゲンジボタルの幼虫が食べる巻貝)の餌にします。ホタル学校の前身の鳥川小学校時代でも給食の残飯をカワニナの餌にしていて、食材は捨てるところがありません。
いざ、調理開始!
食材の準備ができたら、ロケットストーブで調理にかかります。細かく割った薪をストーブに入れて、火が出てくるストーブ上部に鍋をかけます。
なれない火の調整に皆さん悪戦苦闘・・・空気の通り道と薪のバランスが結構難しいんです。はじめは煙ばかり出ていた家族も、だんだんとコツがわかってくるとうまく火のコントロールができるようになってきました。
なれない火の調整に皆さん悪戦苦闘・・・空気の通り道と薪のバランスが結構難しいんです。はじめは煙ばかり出ていた家族も、だんだんとコツがわかってくるとうまく火のコントロールができるようになってきました。
苦労の末、カレーが完成!
この日は風もあったため火が不安定で、なかなか鍋の温度も上がりません。それでも長時間粘って火を焚き続け、ついにご飯とカレーが出来上がりました!普段はガスや電気で簡単にできる料理も、焚き火でやるのはこんなに大変なんですね。昔の人の苦労を実感した瞬間でした。
待ちに待った「いただきま~す」
最後のお楽しみ、出来上がったカレーをみんなでいただきました。普段、よく口にするカレーと同じ食材なのに、苦労して作ったカレーはより美味しく感じるから不思議!
3回のイベントを通じて体験した、山から木を伐りだし、薪にして、火で調理するという一連の作業。今でこそ非日常の体験となりましたが、50年前までは日本でも毎日当たり前にやっていたことでした。その後、生活が便利になりましたが、その一方で私たちの暮らしは身近な自然と切り離され、放置された里山は荒れていってしまいました。
身近な自然を活かすノウハウはもう一切不要なものでしょうか?そんなことはありません。イベントを実施したのは奇しくも3月11日、東日本大震災から6年が経った日でした。ガスも電気も止まった被災地では、何週間もみんな薪で料理をしてお風呂を沸かしていました。いざというとき、私たちは身の回りにあるもので生きるしかないのです。
今回のイベントが、身近な自然とその恵みを生かす暮らしについて関心を持つきっかけになれば幸いです。ご参加くださった皆様、また間伐の指導をいただいた額田林業クラブの皆様、本当にありがとうございました!
※投稿者:からさわ(ホタル学校)
3回のイベントを通じて体験した、山から木を伐りだし、薪にして、火で調理するという一連の作業。今でこそ非日常の体験となりましたが、50年前までは日本でも毎日当たり前にやっていたことでした。その後、生活が便利になりましたが、その一方で私たちの暮らしは身近な自然と切り離され、放置された里山は荒れていってしまいました。
身近な自然を活かすノウハウはもう一切不要なものでしょうか?そんなことはありません。イベントを実施したのは奇しくも3月11日、東日本大震災から6年が経った日でした。ガスも電気も止まった被災地では、何週間もみんな薪で料理をしてお風呂を沸かしていました。いざというとき、私たちは身の回りにあるもので生きるしかないのです。
今回のイベントが、身近な自然とその恵みを生かす暮らしについて関心を持つきっかけになれば幸いです。ご参加くださった皆様、また間伐の指導をいただいた額田林業クラブの皆様、本当にありがとうございました!
※投稿者:からさわ(ホタル学校)