ホタルサポーター活動を行いました!
ゲンジボタルの飛翔環境と産卵装置について
2019年6月18日(日)、第2回ホタルサポーター活動を行いました。当日は地元鳥川ホタル保存会の松下さんにお越しいただき、松下さんからゲンジボタルの飛翔について、また産卵装置についての講義がありました。鳥川で見られるホタルはゲンジボタルですが、他にもヘイケボタル・ヒメボタルの生息環境や、光り方の違いなどを資料を活用しながら学びました。ゲンジボタルの飛翔に適した環境は以下のような環境だそうです。1:湿度が高く、むしむしする夜間。(湿度70%以上)2:闇夜で月がなく、曇っている 3:風はゼロが良い。少しでの風でも流される。4:今にも雨が降り出しそうな夜間 5:街路灯、防犯灯の無い場所 6:車のライトが届かい場所 7:右岸、左岸に樹木があり、トンネル状になっている場所。(多湿空間が安定するため)ホタルを鑑賞する際には、上記のような条件が揃う際に見ていただくのがおすすめとのことです。とても参考になりますね。
飛翔条件・環境のお話しののち、産卵装置についての説明をいただきました。(ホタル学校では学習用に産卵装置を作って人工産卵をおこなっております)産卵ができるケース(100円均一などで購入できるものを利用)を用意し、そこへミズゴケを入れます。ミズゴケを乾燥させないように注意しながら、ケースの中にオスとメスのホタルを入れます。数日後、ミズゴケにメスのホタルが産卵します。その数は500~1000個と言われています。1~2週間後、孵化した幼虫がコケからケースの下段に自然に落下するようになっているのです。この時間は産卵装置について参加者の方々が熱心に質問をされている様子が印象的でした。それもそのはず。1匹のメスホタルが500~1000個の卵を産みますが、卵~成虫にまでなるのは数えれる程度と、ホタルの飼育は一筋縄ではいきません。また、だからこそ自然のホタルは尊く、また大切にすべきなのだとお話しをされておりました。その通りですね。
松下さんの講義の後、ホタル学校内の展示物にてホタルについてさらに理解を深めてから、いよいよ外に出てホタルの観察タイムです!
飛翔条件・環境のお話しののち、産卵装置についての説明をいただきました。(ホタル学校では学習用に産卵装置を作って人工産卵をおこなっております)産卵ができるケース(100円均一などで購入できるものを利用)を用意し、そこへミズゴケを入れます。ミズゴケを乾燥させないように注意しながら、ケースの中にオスとメスのホタルを入れます。数日後、ミズゴケにメスのホタルが産卵します。その数は500~1000個と言われています。1~2週間後、孵化した幼虫がコケからケースの下段に自然に落下するようになっているのです。この時間は産卵装置について参加者の方々が熱心に質問をされている様子が印象的でした。それもそのはず。1匹のメスホタルが500~1000個の卵を産みますが、卵~成虫にまでなるのは数えれる程度と、ホタルの飼育は一筋縄ではいきません。また、だからこそ自然のホタルは尊く、また大切にすべきなのだとお話しをされておりました。その通りですね。
松下さんの講義の後、ホタル学校内の展示物にてホタルについてさらに理解を深めてから、いよいよ外に出てホタルの観察タイムです!
ホタルの観察を行いました!
いよいよ外に出て、ホタルの観察を行います。この日は生憎の強風日。さらには満月ということもあり、月明かりがあり、ホタル観賞には望ましくない環境となりました。当日の飛翔数も鳥川地区全体で476匹と前日の半分以下。こればかりは仕方ないです。しかし、そんな強い風が吹く中でも子孫を残そうと命がけで飛翔するホタルの姿にみなさん感動しておりました。途中、ホタル案内所にも立ち寄り、地元ホタル保存会の方々の活動について教えていただきました。ホタルシーズンは毎日各スポットで飛翔数を計測しているそうです。他にも川の清掃、土手の整備、水源である山の整備など、地元の方々の日々の努力があるからこそ、このような幻想的な景色を見ることが出来ているのですね。ホタル観賞が終わり、教室に戻って本日の内容の振り返りを行いイベント終了となりました。
次回サポーター活動は、7月21日(日)に行います。人工産卵についてより深く学びますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。スタッフ一同お待ちしております。
次回サポーター活動は、7月21日(日)に行います。人工産卵についてより深く学びますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。スタッフ一同お待ちしております。