環境教育プログラムを体験!第6回ホタルマスターファミリー講座(最終回)を開催しました。
いよいよホタルマスターファミリー講座も最終回
2017年9月24日(日)、岡崎市ホタル学校で第6回ホタルマスターファミリー講座を実施しました。半年間に渡り実施してきたこの講座もいよいよ今回が最終回となります。
まず午前中はホタルの里の散策に向かいます。様々な自然のアイテムが書かれた「フィールドビンゴ」を持って、里山の自然をじっくり観察しながら歩いていきました。
まず午前中はホタルの里の散策に向かいます。様々な自然のアイテムが書かれた「フィールドビンゴ」を持って、里山の自然をじっくり観察しながら歩いていきました。
神社の大木からはどんな音がする?
ホタル学校から1kmほど歩くと、白髭神社(しらひげじんじゃ)に着きました。伝統ある神社の境内には巨大なクスノキが生えています。
何百年も生きてきたであろう木からは強い生命力を感じます。そんな木の命を感じてみようと、聴診器を当ててどんな音がするのか聴いてみました。
樹皮に聴診器を当てるとゴーっという音が聴こえました!これは木が水を吸い上げている音…ではなく、実際は枝の揺れや木の周りの様々な振動が木を通じて伝わってきているものです。
何百年も生きてきたであろう木からは強い生命力を感じます。そんな木の命を感じてみようと、聴診器を当ててどんな音がするのか聴いてみました。
樹皮に聴診器を当てるとゴーっという音が聴こえました!これは木が水を吸い上げている音…ではなく、実際は枝の揺れや木の周りの様々な振動が木を通じて伝わってきているものです。
野生動物が生きるためには何がいる?
さて、お昼休憩を挟んで午後からはホタル学校で様々な環境教育プログラムを体験していきます。
まずは野生動物が生きていくためには何が必要かを考えてみます。鳥川でも野生のシカがたくさんいますが、生存のためには「食べ物」「水」「隠れ場所」と、それらの要素がバランスよく配置された「生活空間」が必要です。
バランスが良いとはどんな状態かを体験するために、各自がどれかの要素(食べ物、水、隠れ場所)になり、輪を作ってもらいました。そして横を向いて、そのままゆっくりと腰を下ろします。すると、後ろの人の膝の上に座るような格好でうまくバランスが取れました!
要素が減ってしまった状態(たとえば天候不順で食べ物が不足した等)で再チャレンジすると、何とかバランスは保てていますがちょっと苦しそう。十分な数の要素が揃っていることが野生動物の生存には大切なのです。
まずは野生動物が生きていくためには何が必要かを考えてみます。鳥川でも野生のシカがたくさんいますが、生存のためには「食べ物」「水」「隠れ場所」と、それらの要素がバランスよく配置された「生活空間」が必要です。
バランスが良いとはどんな状態かを体験するために、各自がどれかの要素(食べ物、水、隠れ場所)になり、輪を作ってもらいました。そして横を向いて、そのままゆっくりと腰を下ろします。すると、後ろの人の膝の上に座るような格好でうまくバランスが取れました!
要素が減ってしまった状態(たとえば天候不順で食べ物が不足した等)で再チャレンジすると、何とかバランスは保てていますがちょっと苦しそう。十分な数の要素が揃っていることが野生動物の生存には大切なのです。
シカの生き残りを体験!
野生動物が生き残るために必要な要素がわかったところで、シカになりきって生存競争する体験をしてみましょう。
まず「シカ役」と「シカの生存に必要な要素役」に分かれて離れて立ちます。合図をしたら、要素役の人はあらかじめ決めておいた「水」「食べ物」「隠れ場所」のどれかのポーズをとります。シカ役の人もいずれかのポーズを取り、同じポーズをとった要素役の人を捕まえにいきます。
無事に欲しい要素が手に入ったシカはその要素役の人を連れ帰ります。シカが繁殖したということです。一方でほしい要素が手に入らなかった人は残念ながら生き残れませんでした。1回休んで自然に還り、次は要素役に回ります。
1セットを1年としてこれを10セット(10年間)繰り返しながらシカの数がどう変化するかを記録すると、途中まで順調に増えましたが徐々に要素が不足して絶滅しそうになったり、一度減ってもまた要素が余ってくると数が増えるという波を描くことが分かりました。生態系は複雑な仕組みの中でバランスを保っているのですね。
まず「シカ役」と「シカの生存に必要な要素役」に分かれて離れて立ちます。合図をしたら、要素役の人はあらかじめ決めておいた「水」「食べ物」「隠れ場所」のどれかのポーズをとります。シカ役の人もいずれかのポーズを取り、同じポーズをとった要素役の人を捕まえにいきます。
無事に欲しい要素が手に入ったシカはその要素役の人を連れ帰ります。シカが繁殖したということです。一方でほしい要素が手に入らなかった人は残念ながら生き残れませんでした。1回休んで自然に還り、次は要素役に回ります。
1セットを1年としてこれを10セット(10年間)繰り返しながらシカの数がどう変化するかを記録すると、途中まで順調に増えましたが徐々に要素が不足して絶滅しそうになったり、一度減ってもまた要素が余ってくると数が増えるという波を描くことが分かりました。生態系は複雑な仕組みの中でバランスを保っているのですね。
自然と共生する街をつくろう
次は室内で街づくりを模擬体験するプログラムです。ホタルの里の開発を任されることになった参加者の皆さん。ホテルやコンビニなど、既に建設する施設は決まっていますが、その配置計画を任されることになりました。地域にはホタルやトンボ、カエルの生息地もあります。どうすれば自然と共生する街づくりがでいるでしょうか?
グループに分かれて、意見を出し合いながら計画を立てていき、最終的に各グループの案を発表してもらいました。ホタルの生息地に光がいかないように川沿いに木を植えたり、人が生活するエリアと自然のままにするエリアを分けるなど、これまでに学んできたことを生かして様々な工夫が見られました。
グループに分かれて、意見を出し合いながら計画を立てていき、最終的に各グループの案を発表してもらいました。ホタルの生息地に光がいかないように川沿いに木を植えたり、人が生活するエリアと自然のままにするエリアを分けるなど、これまでに学んできたことを生かして様々な工夫が見られました。
かけがえのない自然を大切に!
いよいよ最後のプログラムです。用意されたのは虫や花など様々な自然物の写真。参加者には一人一枚ずつお気に入りの写真を選んでもらいました。
でもこれから皆さんにはこの自然を破壊してもらいます。裏面の線に沿って、ハサミで細かく刻んでしまいましょう。混ぜてしまうとさぁ大変。時間内に元に戻せるでしょうか?
試行錯誤しながら、何とかほとんどの写真が復元できました。でも一度切り離したものは完全にくっつけることは出来ませんし、元の姿を知っていなければさらに難しかったことでしょう。自然を壊すのはあっという間ですが、元に戻すのは大変なことなのです。
これですべてのプログラムが終了しました!あっという間の半年間、各ファミリーから感想をいただきましたが、子どもの付き添いのつもりがお父さんお母さんにとっても学びの多い講座だったようです。最後にホタルマスターファミリーの認定証と、記念品の観察用水槽が贈られました。
ホタルマスターファミリーで学んだことを胸に、かけがえのない自然を家族みんなで大切にしてもらえると嬉しいです。ホタル学校では10月の山歩きや3月のホタルの幼虫放流式など、様々なイベントがありますので、また気軽に遊びに来てください。参加者の皆さま、講師の自然環境学習実践隊の皆さま、半年間ありがとうございました。
でもこれから皆さんにはこの自然を破壊してもらいます。裏面の線に沿って、ハサミで細かく刻んでしまいましょう。混ぜてしまうとさぁ大変。時間内に元に戻せるでしょうか?
試行錯誤しながら、何とかほとんどの写真が復元できました。でも一度切り離したものは完全にくっつけることは出来ませんし、元の姿を知っていなければさらに難しかったことでしょう。自然を壊すのはあっという間ですが、元に戻すのは大変なことなのです。
これですべてのプログラムが終了しました!あっという間の半年間、各ファミリーから感想をいただきましたが、子どもの付き添いのつもりがお父さんお母さんにとっても学びの多い講座だったようです。最後にホタルマスターファミリーの認定証と、記念品の観察用水槽が贈られました。
ホタルマスターファミリーで学んだことを胸に、かけがえのない自然を家族みんなで大切にしてもらえると嬉しいです。ホタル学校では10月の山歩きや3月のホタルの幼虫放流式など、様々なイベントがありますので、また気軽に遊びに来てください。参加者の皆さま、講師の自然環境学習実践隊の皆さま、半年間ありがとうございました。