天体望遠鏡使い方教室を行ないました。
望遠鏡の仕組みを知ろう
3月20日(土)、わんパークにて天体望遠鏡使い方教室を行ない、4組12名の方が参加されました。それぞれお手持ちの天体望遠鏡をお持ちいただき、ご自分の望遠鏡の使い方を覚えていただきました。講師は岡崎星と遊ぶ会(環境学習支援団体)から、3名のスタッフが来てくれました。まずは、座学で望遠鏡の種類と仕組みについて学びました。天体望遠鏡には大きく分けて鏡を使った反射望遠鏡とレンズを使った屈折望遠鏡があり、それぞれの特徴の説明を受けました。天体望遠鏡は左右上下さかさまに見えること、すごく狭い範囲を拡大してみるため目標の導入が難しいことなど説明を受け、窓から見える鉄塔をターゲットに、実習に入りました。
望遠鏡で鉄塔を見てみよう
窓際に、それぞれの天体望遠鏡を設置し、山の上に立っている鉄塔を望遠鏡に視野に導入してみます。なかなか導入できません。天体望遠鏡は遠くにある非常に小さな目標を見ることになるので倍率の高い主望遠鏡に目標を導入するのは至難の業です。まして、暗い夜空ではまず導入できません。そこで、天体望遠鏡にはファインダーという十字線の付いた副望遠鏡がついています。ファインダーは低倍率で広い範囲が見えますので、目標を導入しやすくなっています。主望遠鏡とファインダーをまったく平行に調整しておけば、ファインダーの十字線に目標を合わせることで、主望遠鏡に目標を導入することができます。これを明るいうちにやっておけば、夜の観察も容易にできるというわけです。みなさんに実際にファインダーの調整を体験していただきました。ピッタリ調整できていれば、目標を変えてもファインダーの十字線の合わせれば導入できることを確認していただきました。それでも左右上下さかさまに見えるので、導入には慣れが必要です。あとは、反復練習をしていただき、星の観察を楽しんでいただきたいと思います。参加されたみなさんお疲れさまでした。練習頑張ってください。