「ホタルの川で生き物を探そう!」開催レポート
川へ入って生き物探し
毎年、ホタル学校で開催しているこのイベント。ゲンジホタルがたくさん乱舞する鳥川には、他にどんな生き物がいるのでしょう?川に入って生き物探しをしてみます。そして、その生き物について調べてみましょう。きっと、自分の住んでいる近くの川とは違った生き物に会えると思います。
どうして違うのか?どうしたら同じような生き物が戻ってくるのか?どうしたらそれらの生き物と永く一緒に暮らしていけるのか?楽しい体験を通してみんなで一緒に考えてみましょう。
※開催日:平成29年8月6日(日)
どうして違うのか?どうしたら同じような生き物が戻ってくるのか?どうしたらそれらの生き物と永く一緒に暮らしていけるのか?楽しい体験を通してみんなで一緒に考えてみましょう。
※開催日:平成29年8月6日(日)
どんな生き物が見つかったかな?
採集した川の生き物について、講師の永井先生(岡崎市動植物調査会)に解説していただきました。
カワムツは一般的には「ザコ」と呼ばれていたため、江戸時代にドイツの学者シーボルトが学名をつけるとき「Zacco・sieboldi(ザッコ・シーボルディ)」としてしまいました。
カワヨシノボリは腹びれが吸盤状になっていてヨシの茎に昇ったりします。サワガニは昭和20年代までは、東岡崎駅近くのドブ川にもいて、役に立たないカニという意味で「クソガ二」と呼ばれていました。トノサマガエルは、どこの田んぼでも見られましたが、ほ場整備で田んぼが「米生産工場」になってしまい、今や絶滅寸前になっています。
コオニヤンマのヤゴは平べったいのに成虫は平べったくならず、普通のオニヤンマと変わらない姿となる不思議なトンボです。トビゲラやカワゲラの幼虫は昔は殿橋の辺りでもいて、魚釣りのエサにするとよく釣れました。これらの生き物も、人間の生活が豊かになるにつれて川の汚染や治水工事により環境が変わり、見られなくなってしまったとのことです。
人間だけの豊かさを追求するのではなく人間も自然も豊かになる自然との共生を追求していくべきではないでしょうか。
参加された皆さま、暑い中たいへんお疲れ様でした。川の生き物や自然環境について興味を持っていただけたことと思います。このイベントを企画していただいた「森もり!わんぱくAじゃん隊」の皆様、講師の永井先生、ありがとうございました。
カワムツは一般的には「ザコ」と呼ばれていたため、江戸時代にドイツの学者シーボルトが学名をつけるとき「Zacco・sieboldi(ザッコ・シーボルディ)」としてしまいました。
カワヨシノボリは腹びれが吸盤状になっていてヨシの茎に昇ったりします。サワガニは昭和20年代までは、東岡崎駅近くのドブ川にもいて、役に立たないカニという意味で「クソガ二」と呼ばれていました。トノサマガエルは、どこの田んぼでも見られましたが、ほ場整備で田んぼが「米生産工場」になってしまい、今や絶滅寸前になっています。
コオニヤンマのヤゴは平べったいのに成虫は平べったくならず、普通のオニヤンマと変わらない姿となる不思議なトンボです。トビゲラやカワゲラの幼虫は昔は殿橋の辺りでもいて、魚釣りのエサにするとよく釣れました。これらの生き物も、人間の生活が豊かになるにつれて川の汚染や治水工事により環境が変わり、見られなくなってしまったとのことです。
人間だけの豊かさを追求するのではなく人間も自然も豊かになる自然との共生を追求していくべきではないでしょうか。
参加された皆さま、暑い中たいへんお疲れ様でした。川の生き物や自然環境について興味を持っていただけたことと思います。このイベントを企画していただいた「森もり!わんぱくAじゃん隊」の皆様、講師の永井先生、ありがとうございました。