「ホタルの幼虫放流式」を実施しました!
ホタルの幼虫放流式の様子
2021年3月27日(土)ホタルの幼虫放流式を行いました。今年は新型コロナウイルス感染予防対策として、屋外にて実施となりました。主催者、来賓挨拶の後、参加者全員で「ホタルクイズ」に挑戦しました。ホタルクイズは全部で7問。ゲンジボタルの幼虫の足の本数、日本にいるホタルの種類、ゲンジボタルの餌となるカワニナについてなど、少し難しい問題についても家族で相談しながら問題に挑戦しました。ホタルクイズを全問正解した方へ、鳥川ホタル保存会の片岡会長より素敵な「ホタルペンダント」のプレゼントがありました。ペンダントをもらうことができたみなさんと記念撮影を実施。マスクで表情が見えにくいですが、素敵なプレゼントに喜んでいる姿が印象的でした。ゲンジボタルの幼虫を川に放流するでけではなく、ホタルクイズを通してホタルについての知識を学んでから実際に幼虫を観察し放流を行うことで、ホタルという一つの小さな昆虫を中心にして、そこからつながる自然に目を向け、ホタルを取り巻く環境に興味関心を持ってもらうことができたのではないかと思います。ホタルクイズのあとは、放流を行うため、ゲンジボタルの幼虫を紙コップへ移す活動を行いました。
ゲンジボタルの幼虫を観察してみよう!
ホタルクイズの後は家族毎にに分かれてゲンジボタルの幼虫の観察と、川へ放流するために幼虫を紙コップへ移す作業を行いました。ホタルクイズで学んだことを意識しながら幼虫の観察を行います。スプーンや箸を使って、紙コップへ移動します。ゲンジボタルにとって、人間の手の温度はとても熱いので、素手では触らないよう気を付けます。みなさん、慎重に取り組んでいますね!紙コップへと移し終えたら、いよいよ川へ移動して放流を行います。
いよいよゲンジボタルの幼虫を川へ放流します!
みなさん川へ移動します。今年は約220匹の幼虫が育ちました。川辺まで移動し、スタッフの合図でみなさん一斉に放流を行いました。ゲンジボタルの幼虫は雨の降る夜に光ながら土手に上陸し「さなぎ」になります。一斉に上陸する光景は、まるで天の川の様です。そして6月、温かく湿った風がなく暗い夜にホタルの乱舞が見られるはずです。お楽しみに!