ホタルの幼虫放流式を実施しました！

2019年3月21日、岡崎市ホタル学校にて毎年恒例の「ホタルの幼虫放流式」が行われました。連日晴天が続いておりましたが、この日の天気は朝から雨。開催も心配されましたが午前11時より校内で式典が執り行われました。

主催者、来賓のあいさつの後、今年は「自然環境学習実践隊」の皆さんと、ホタル学校で開催しております、ホタルを通して身近な自然について学ぶ「ホタルマスターファミリー講座」に今年度参加された方の中から代表で、佐竹さんに活動発表をしていただきました。ホタルマスターファミリー講座では、ホタルのことを教えるのではなく、様々な環境教育プロジェクトを体験しながら、自らの力で段階的に深められるようになっています。講座に参加された佐竹さんは、「娘が虫が苦手で、親として何とかしたい」と思っていたところ、市政だよりでこの講座を見つけ小学２年生の娘さんと参加されたそうです。６回の講座を通じて、なんと虫が苦手だった娘さんが自分で網を振ってチョウを追う姿も見られ、とても驚かれたようです。「講座ではホタル学校の展示物を利用しホタルが発光する原因を調べたり、ホタルの発生する生息環境を観察した上で、６月に実際にゲンジボタルを見ることでホタルについてしっかりと知ることができた」と、とてもうれしそうにお話しされておりました。

ホタルという一つの小さな昆虫を中心にして、そこからつながる自然に目を向け、様々な体験を通して、自然の素晴らしさや不思議さ、命の尊さなどに気づき、家族や他の参加者と発見や感動を分かち合い、自然保護意識を高めることができ、家族の楽しい思い出にもなったことと思います。とても素晴らしい発表でした。ありがとうございました！

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いよいよ、メインイベントの幼虫放流式です。鳥川ホタル保存会と岡崎市ホタル学校で育てたゲンジホタルの幼虫を川へ放します。今年は約500匹の幼虫が育ったようです。「今年の幼虫は本当に大きいよ」と保存会の方が笑顔で子どもたちにカップを渡している姿が印象的でした。皆さんが仕分けしてくださったカップを持って全員、川へ向かいました。すると、朝からずっと降っていた雨が止みました。なんということでしょう！雨で滑りやすくなっていたので、慎重に川辺まで移動し、スタッフの合図でみなさん一斉に放流を行いました。

雨の降る夜に幼虫は光ながら土手に上陸し「さなぎ」になります。一斉に上陸する光景は、まるで天の川の様です。そして6月、温かく湿った風がなく暗い夜にホタルの乱舞が見られるはずです。お楽しみに！

最後に、鳥川名物「田舎汁」の振る舞いです。独特の調理法で臭みがなくとてもおいしいと評判です。3回もおかわりする子どもがいるほど大好評！

鳥川ホタル保存会の皆さま、お疲れさまでした。今年も5月26日(土）から6月30日（日）（予定）まで「鳥川ホタルまつり」を開催します。特に6月1日（土）は、オープニングイベントを岡崎市ホタル学校にて行います。ぜひ遊びに来てください。ホタル共々お待ちしております。