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むらさき麦でホタル籠とヒンメリを作ろう を実施しました!

むらさき麦でホタル籠とヒンメリを作ろう!

9月29日(土)藤川名物むらさき麦の穂先で、昔ながらのホタル籠を作るイベントを行いました。

昭和初期、美合町生田地区にはゲンジボタルが乱舞していて、蛍狩りシーズンにはたくさんの人が訪れ名鉄東岡崎・藤川間ではホタル列車が運行されました。ホタルがいっぱい入ったホタル籠のお土産付きだったとのことです。
人々の暮らしは豊かになり、中に入れるホタルは少なくなり、いつしか麦藁(むぎわら)のホタル籠はプラスチック製の虫かごに代わってしまいました。
マイクロプラスチックによる海洋汚染のため、プラスチック製のストローを使わない機運が高まっています。
今一度、自然素材である麦藁のホタル籠を作ることにより、自然環境に優しい物作りを考えようということで、ホタル学校では毎年、ホタル籠を作るイベントを開催しています。

材料の麦わらも、なかなか手に入りません。今年も、藤川まちづくり協議会様より名物のむらさき麦の麦わらを供給していただきました。まことにありがとうございました。

自然素材を利用した小物作りの達人「葉っぱの魔女」こと河江さんの指導のもとホタル籠作りに挑戦です。湿らせた麦藁を十字に組み、編んでいきます。基本の編み方が解ったら後は根気よく、ひたすら編んでいきます。少しずつ、すぼめていき最後は三つ編み風に縛って出来上がりです。慣れない作業で時間がかかり、ヒンメリまでは作ることができませんでした。ちなみに、ヒンメリとは、フィンランド名物の麦藁細工です。風が吹くとユラユラ揺れて、見ていると、とても癒されます。機会を見てリベンジしたいと思います。

ところで、このホタル籠、何かの形に似ていると思いませんか?そうです、ホタルの餌となる「カワニナ」という巻貝にそっくりです。カワニナを食べて成長したホタルが捕まえられてカワニナそっくりなホタル籠に入れられるとは、皮肉なことです。昔の人が、知っていてこの形にしたのか、偶然なのかわかりませんが実に面白いと思いませんか。ともあれ、こういう昔ながらの製法を忘れないようにしたいものです。

ご参加くださった皆さん、藤川まちづくり協議会の皆さん、河江さん、まことにありがとうございました。

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