美合小学校ホタル飼育部の環境教室を実施しました!
まずはホタルクイズでおさらい
2017年12月26日(火)、美合小学校ホタル飼育部が岡崎市ホタル学校を訪れて環境教室に参加しました。
今回のテーマは森の環境調べですが、まずはホタルクイズでホタルのことをおさらいします。前にも環境教室で習ったはずの10問ですが、どれくらい覚えているかな・・・?
残念ながら全問正解できたのは先生だけでしたが、8問以上正解できた子がいたのは流石でした。ホタルの生態について、しっかりおさらいしておきましょうね。
今回のテーマは森の環境調べですが、まずはホタルクイズでホタルのことをおさらいします。前にも環境教室で習ったはずの10問ですが、どれくらい覚えているかな・・・?
残念ながら全問正解できたのは先生だけでしたが、8問以上正解できた子がいたのは流石でした。ホタルの生態について、しっかりおさらいしておきましょうね。
山を歩いて森の環境を調査します
さて、今回の主目的である森の環境調べに出かけます。鳥川ホタルの里にはいろいろな方が森に親しめるように山歩きコースが整備されています。今回はそのうち愛宕山・京ヶ峯を通るコースを歩きつつ、途中の森の環境を調べます。
トヨトミ梨の横から登山道に入り、まずは愛宕山を目指します。登り始めてすぐの場所で、1か所目の調査をしました。調べるのは、生えている樹種、森の中から空がみえるかどうか、下草や低木が生えているか、立木の混み具合はどれくらいか、木の高さはどれくらいかです。釣竿を使って半径5.6mの円(面積が大体100平米)を描いて調査範囲を決めて、各項目をメモしていきました。
トヨトミ梨の横から登山道に入り、まずは愛宕山を目指します。登り始めてすぐの場所で、1か所目の調査をしました。調べるのは、生えている樹種、森の中から空がみえるかどうか、下草や低木が生えているか、立木の混み具合はどれくらいか、木の高さはどれくらいかです。釣竿を使って半径5.6mの円(面積が大体100平米)を描いて調査範囲を決めて、各項目をメモしていきました。
目指せ愛宕山山頂!
調査が済んだら、愛宕山の山頂を目指して登ります。距離は大したことはありませんが急な坂を上るコース。少しずつ休憩をはさみながら頑張って登りました。
歩いていくと、真っ暗な森や落ち葉の多い森、シダがたくさん生えている場所など同じ山でも森の環境は場所によって大きく違うことに気づきます。
息を切らしながら40分ほど登って、遂に愛宕山の山頂に到着しました!
歩いていくと、真っ暗な森や落ち葉の多い森、シダがたくさん生えている場所など同じ山でも森の環境は場所によって大きく違うことに気づきます。
息を切らしながら40分ほど登って、遂に愛宕山の山頂に到着しました!
京ヶ峯から下り、2か所目の調査
愛宕山からは尾根筋を京ヶ峯まで進み、下山をします。ここも急な坂を下るルートで、数日前に大雨が降った影響でだいぶ滑りやすくなっていました。転ばないように慎重に進みます。
ふもとへ降りる直前に、2か所目の森林の調査をしました。同じように範囲を決めて、樹種や本数、高さ等を記録します。空を見上げると、こちらは1か所目よりも明るい森でした。
ふもとへ降りる直前に、2か所目の森林の調査をしました。同じように範囲を決めて、樹種や本数、高さ等を記録します。空を見上げると、こちらは1か所目よりも明るい森でした。
調査結果をまとめます
道が滑りやすかったこともあり、予定より遅れてしましましたが無事全員ホタル学校へ戻ってくることができました。お昼ご飯を挟んだら、午前中の調査結果のまとめを行います。そのまえに森の働きや人工林の手入れについて簡単に学びます。
今日歩いたような人工林は育てる過程で人の手入れが欠かせません。特に木の密度を管理する「間伐」が遅れている森が増えて環境が悪くなっていることが問題になっています。
今回調べた森はどうなのでしょうか?木の高さと木の植えてある密度から木の混み具合が適切かどうかを判断する「混み具合早見表」を使って、2か所の森をそれぞれ分析しました。結果、1か所目は「やや混んでいる」、2か所目は「ちょうど良い」という結果が出ました。
実は2か所目は昨年間伐したばかりで、足元にも間伐した材がゴロゴロ転がっていました。しかし1か所目は間伐がだいぶ遅れています。3割くらい間伐しないと適切な密度にならないことが分かりました。
外から見ると同じ緑の山でも、中を歩いてみると健康な森や不健康な森まで様々な環境があることが分かりました。健康な森の働きの一つである「水」を安定供給させる機能は、ホタルにとっても人間にとっても大切です。普段森に接する機会は少ないと思いますが、森を守るために私たちに何ができるのか、ぜひ考えてみてもらえると嬉しいです。
今日歩いたような人工林は育てる過程で人の手入れが欠かせません。特に木の密度を管理する「間伐」が遅れている森が増えて環境が悪くなっていることが問題になっています。
今回調べた森はどうなのでしょうか?木の高さと木の植えてある密度から木の混み具合が適切かどうかを判断する「混み具合早見表」を使って、2か所の森をそれぞれ分析しました。結果、1か所目は「やや混んでいる」、2か所目は「ちょうど良い」という結果が出ました。
実は2か所目は昨年間伐したばかりで、足元にも間伐した材がゴロゴロ転がっていました。しかし1か所目は間伐がだいぶ遅れています。3割くらい間伐しないと適切な密度にならないことが分かりました。
外から見ると同じ緑の山でも、中を歩いてみると健康な森や不健康な森まで様々な環境があることが分かりました。健康な森の働きの一つである「水」を安定供給させる機能は、ホタルにとっても人間にとっても大切です。普段森に接する機会は少ないと思いますが、森を守るために私たちに何ができるのか、ぜひ考えてみてもらえると嬉しいです。