イチモンジセセリ  (北山湿地)

セセリチョウ科に属するチョウの一種で、特徴として後翅裏の「銀紋」が一文字状に並んでいるためこの名前が付けられました。人家周辺から里山にかけて見られ、羽音を立てて敏速に飛び、花・湿地・汚物・腐果など色いろなものに集まります。幼虫の食草は、イネやススキ等のイネ科やカヤツリグサ科の植物です。そのためイネの害虫とされ、イネツキムシ、イネツトムシなどと呼ばれています。成虫は年3～5回（寒冷地では2回）、6～8月頃に発生し南下、10月ごろまでいて、幼虫またはサナギで越冬します。