ひめあかたては
ヒメアカタテハ
(北山湿地)タテハチョウ科に分類されるチョウの一種で、アカタテハに似たタテハチョウで、世界各地に広く分布しています。成虫の前翅長は3cm前後で、アカタテハによく似ていますが、後翅の表側は褐色ではなく橙色で、黒い斑点が3列に点線状に並んでいるので区別できます。飛んでいる個体を見ても、アカタテハが黒褐色が強いのに対し、ヒメアカタテハは橙色が強いのが特徴です。移動性が強く、越冬できないような冷帯や寒帯地方でも、夏から秋にかけて侵入や発生を繰り返します。日本でも秋に個体数が多くなり、成虫は日当たりの良い草原に生息し、田畑の周辺などでよく見られます。不規則な軌道を描きながら速く飛び、各種の花を訪れます。オスは縄張りを作るので、田畑の畦道や林道の上などの一定の区間を往復する姿が見かけられます。花以外にも樹液や獣糞、腐果に来るアカタテハに対し、ヒメアカタテハは花以外には集まりません。
吸蜜するヒメアカタテハ
DATA
基本情報
住所 | 〒444-3501 愛知県岡崎市池金町字上落合16-5 |
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電話番号 | 0564-23-6188(環境部環境政策課環境施策係) |